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主演女優賞は『エブエブ』ミシェル・ヨー!アジア人初の快挙

第95回アカデミー賞

ミシェル・ヨーがオスカー初ノミネートにして初受賞!
ミシェル・ヨーがオスカー初ノミネートにして初受賞! - Kevin Winter / Getty Images

 第95回アカデミー賞授賞式が13日(現地時間12日)に米ロサンゼルスのドルビー・シアターで行われ、映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』のマレーシア人女優ミシェル・ヨー(60)が主演女優賞に輝いた。ミシェルは同部門初のアジア人候補者にして見事、初受賞者に。アカデミー賞の歴史に新たな1ページを刻んだ。

【画像】ミシェル・ヨー七変化!“ソーセージ指”姿にも

 『007/トゥモロー・ネバー・ダイ』『ハムナプトラ3 呪われた皇帝の秘宝』『クレイジー・リッチ!』『シャン・チー/テン・リングスの伝説』など20年以上にわたってハリウッドで活躍してきたミシェルだが、ハリウッド映画で主演を務めたのは今回が初。凛とした強い女性役で知られる彼女が、破産寸前のコインランドリーを経営し、時間に追われて日々の暮らしもままならない主人公エヴリンというイメージを覆す役柄にふんした。

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 マルチバース(並行世界)を行き来するSFコメディーでありながら感動的なヒューマンドラマでもあるという一風変わった本作で、ミシェルはさまざまな世界に属するエヴリンを演じ分け、女優としての幅の広さを遺憾なく発揮した。もちろん華麗なカンフーアクションも健在だ。アカデミー賞前哨戦とされる賞レースではゴールデン・グローブ賞、インディペンデント・スピリット賞、全米映画俳優組合賞(SAG賞)などで主演女優賞を受賞しており、その勢いそのままにオスカーも手中に収めた。

 感動の面持ちでステージに上がったミシェルは「この授賞式を観ているわたしのような子供達へ。これ(オスカー像)は希望の印であり可能性。夢を大きく持てば、必ず叶うという証です。女性の皆さん、全盛期が過ぎたなんて誰にも言わせてはいけない。諦めてはいけません」と熱いスピーチをし、拍手喝さいを浴びた。

 オスカー主演女優賞にはミシェルのほか、『TAR/ター』のケイト・ブランシェット、『ブロンド』のアナ・デ・アルマス、『フェイブルマンズ』のミシェル・ウィリアムズ、『トゥ・レスリー(原題) / To Leslie』のアンドレア・ライズボローがノミネートされていた。(編集部・市川遥)

第95回アカデミー賞授賞式は、3月13日(月)午前7時30分よりWOWOWプライム、WOWOWオンデマンドにて放送・配信中(午後10時より字幕版放送・配信)

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