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阿部寛、信玄の特殊メイクと髭に「毎回3時間強」

第16回「信玄を怒らせるな」より阿部寛演じる武田信玄
第16回「信玄を怒らせるな」より阿部寛演じる武田信玄 - (C)NHK

 松本潤主演の大河ドラマ「どうする家康」(毎週日曜、NHK総合夜8時~ほか)で武田信玄を演じる阿部寛が、役へのアプローチや、特殊メイクと髭の準備に「毎回3時間強かかった」というビジュアルついて語った。

【画像】濃い!眞栄田郷敦演じる勝頼ら武田勢

 戦国乱世に終止符を打ち、江戸幕府初代征夷大将軍となった徳川家康(松本潤)を、『コンフィデンスマンJP』シリーズや映画『レジェンド&バタフライ』などの脚本家・古沢良太が等身大に描く本作。30日放送の第16回「信玄を怒らせるな」では、家康が信玄に対抗し、上杉謙信との同盟を探っていたところ、それが武田方に漏れ、信玄が激怒する事態に。武田との決戦を避けられないと覚悟を決めた家康が、人質として武田に送っていた義弟・源三郎(長尾謙杜)救い出そうとするさまが描かれた。

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 2021年に行われた出演発表会見で「地響きのように家康に影響を与えられたら」と発言していた阿部だが、改めて本作で描かれる信玄について「『どうする家康』というタイトルなので、家康にどれだけ大きな影響を与えたのか。武田信玄といえば、甲斐の山奥にいる、圧倒的な強さをもった武将です。家康にとってかなりの存在感があっただろうし、家康は信玄との戦いの中で戦術も人間性も含めて多くを学び、成長していくのです」と解釈を述べる。

 今回の信玄の役割は「家康にとっての超えられない壁であること」だと言い、「その役目を全うしたいと思っています。そして演じる上では、完璧で神がかった人というよりも、人間らしい面もだせるよう意識しています。クランクイン前は、オンデマンドで大河ドラマ『天と地と』の高橋幸治さんのをはじめ、信玄が出てくる過去作品を中心にいくつか拝見しました。実在した人物を演じる前には必ず行くのですが、お墓参りにも伺いました。昔は、自分が演じる武将のイメージが少しでも良くなるようにしたいという思いもありましたが、今はあくまで作品における役割をきちんと捉えて演じようと思っています」と役へのアプローチについて明かす。

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第16回より

 くしくも、前回出演した大河ドラマ「天地人」(2009)では信玄の宿敵である上杉謙信を演じていた阿部。その巡りあわせについては「前回出演した大河ドラマ『天地人』では上杉謙信を演じたので、今回その宿敵である武田信玄を演じるのは感慨深いものがありました。あの頃からあっという間に14年経っていて驚いていますが、この14年間で培ったさらに深いものを出し切って、信玄としての役目を果たしたいと思っています」とコメント。

 「当時から抱いている武田信玄の印象としては、とにかく謙信と共に最強の武将。戦略家で『いくさは勝ってから散るものぞ』というように、戦の前から綿密に手を打ち、知略の面でも抜群に頭がキレる人です。一方、諸説あるようですが、父親からも愛情を受けられない不遇な時代があり、その後、若くして父親を甲斐から追放もしているので、相当な苦労があったと思います。その苦労した時代があったからこそ、民を含め、人の気持ちも分かる人でもあったのでしょうし。人としての強さも優しさもあり、それが多くの人々を惹きつける力となったのだと思います」と、「天地人」「どうする家康」双方の視点から信玄の魅力を分析する。

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 また、眞栄田郷敦演じる信玄の息子・勝頼や穴山梅雪(田辺誠一)、山県昌景(橋本さとし)ら家臣たちの印象について「武田勢は、信玄だけでなく、息子・勝頼をはじめ穴山梅雪、武田四天王の一人・山県昌景など最強の仲間がいたことも大きな力でした。今作でも、チーム武田として、家康が勝手にびびってしまうほどの圧倒的に余裕ある雰囲気を醸し出せたらいいなと思っていますが、皆さんと一緒に芝居をする中で、自然とその空気も作り出せたのかなと思っています」と語っている。

眞栄田郷敦演じる息子の勝頼と

 なお、信玄の特徴的な扮装やヘアメイクはSNS上で大いに話題を呼んでいるが、本人も「特殊メイクと髭がすごいですよね。この2つの準備に、毎回3時間強かかる。朝一番で入って、その準備を経てからの芝居なので、準備はすごく大変でした。でもおかげで、圧倒的な雰囲気を作ることが出来ました」とビジュアルが手助けになったという。

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 主演の松本とは「収録前から、一緒にお芝居できることを楽しみにしていました」と言い、家康と信玄が初対面を果たした第11回「信玄の密約」のシーンを以下のように振り返っている。「芝居でご一緒したのは第11回『信玄の密約』で初対面を果たすシーンだけですが、収録前から、一緒にお芝居できることを楽しみにしていました。家康と密約をかわすというシーンでしたが、それぞれの役割をしっかり理解して役を作っていく集中力の高い現場でした。餅が固くてびっくりしました」(編集部・石井百合子)

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