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音楽業界の闇…ジョニー・デップ娘、アイドル役で大胆シーンに果敢に挑む

第76回カンヌ国際映画祭

カンヌ映画祭フォトコールでのリリー=ローズ・デップ
カンヌ映画祭フォトコールでのリリー=ローズ・デップ - Pascal Le Segretain / Getty Images

 第76回カンヌ国際映画祭アウト・オブ・コンペティション部門で、話題のHBOドラマ「THE IDOL/ジ・アイドル」の1話と2話がプレミア上映された。同作は、「ユーフォリア/EUPHORIA」のクリエイターであるサム・レヴィンソンが音楽業界の舞台裏を描くドラマ。精神破綻でツアーをキャンセルしてしまい、“アメリカで最も偉大でセクシーなポップスター”の地位を得るために再起を図る歌姫ジョスリンを、ジョニー・デップの娘としても知られるリリー=ローズ・デップが体当たりで演じている。

挑発的なドラマ…「THE IDOL/ジ・アイドル」フォトギャラリー

 若きアイドルを取り巻く音楽業界の劣悪な環境を赤裸々に映し出す本作。クリエイターの一人であるエイベル・“ザ・ウィークエンド”・テスファイは、ジョスリンを操ろうとするナイトクラブのオーナー・テドロス役も務めている。テドロスとの危険な関係は彼女を輝かしい新たな高みへと導くのか、それとも魂の暗部へと引きずり込んでいくのか……。

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 記者会見でジョスリンを「生粋のパフォーマー」だと表現したリリーは、彼女は服の着方一つを取っても自分の表現方法だと考えているとコメント。身体的な露出は、彼女が感情的にもむき出しになっていることを反映していると理解して演じているのだという。

 レヴィンソン監督は「強い自我と強い性的な意識を持つ人物は、人々を警戒させ、惹きつけ、想像力をかき立てる。近年のポップスターのほとんどがやっていることを、とても忠実に再現していると思う」とリリーと共に生み出したジョスリンというキャラクターのリアルさに自信を見せていた。(編集部・市川遥)

第76回カンヌ国際映画祭は現地時間27日まで開催
ドラマ「THE IDOL/ジ・アイドル」は6月5日よりU-NEXTで見放題・独占配信

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