「仮面ライダーガッチャード」キャスト発表！主演は本島純政、「今日好き」で話題の18歳
新番組「仮面ライダーガッチャード」（9月3日午前9時スタート・テレビ朝日系）のメインキャストが、9日に配信された制作発表会見にて明らかになった。主演は、18歳の本島純政（もとじま・じゅんせい）。ヒロインに松本麗世（まつもと・れいよ）、共演に藤林泰也（ふじばやし・やすなり）、安倍乙（あべ・おと）、富園力也（とみぞの・りきや）、熊木陸斗（くまき・りくと）のほか、「スケバン刑事 II 少女鉄仮面伝説」でお馴染みの南野陽子が名を連ねる。
「仮面ライダーガッチャード」は、現在放送中の「仮面ライダーギーツ」に続く令和仮面ライダーシリーズ第5作。ひょんなことから変身ベルトを託された高校生・一ノ瀬宝太郎（いちのせ・ほうたろう）が、世に放たれた101体の人工生命体“ケミー”を回収するため、カードを多彩に操る錬金術師の仮面ライダー・ガッチャードとして戦いに身を投じる。
本島は、ABEMAの恋愛リアリティーショー「今日、好きになりました。卒業編2022」への出演で話題になった新星だ。彼が演じる一ノ瀬宝太郎は、勉強はできないが運動は得意なごく普通の高校2年生。定食屋を切り盛りしている母の手伝いを最優先する孝行息子だが、 自分自身のやりたいことがまだ見つけられず、 モラトリアム真っ最中。 店の厨房を利用してオリジナル創作料理を作るなど、 “自分だけの何か＝ガッチャ”を日々探し求めていたが、バッタのケミー「ホッパー1」との出会い、ガッチャードの変身ベルトを託されたことで、 錬金術に“ガッチャ”を見出す。
ヒロインの松本が演じるのは、宝太郎のクラスメイト・九堂りんね（くどう・りんね）。仮の姿は成績優秀で品行方正な深窓の令嬢で、その正体は学校の地下に隠された「錬金アカデミー」 へ通う錬金術師の少女である。
藤林が演じるのは、「錬金アカデミー」の卒業生で、上部組織からケミー回収のために派遣されてきた超A級の錬金術師・黒鋼スパナ（くろがね・すぱな）。宝太郎とケミー回収を巡るライバルになる。クールでキザなエリートであり、 ケミーのことは人間が作った道具に過ぎないと考えている。戦闘では自身で作り上げた強化スーツ 「ヴァルバラド」を装着しており、口癖は「そいつは笑えないジョークだ」。
安倍はりんねと同じ錬金術クラスに通う関西出身の錬金術師・銀杏蓮華（いちょう・れんげ）役、富園は頭脳派の錬金術師・鶴原錆丸（つるはら・さびまる）役。熊木は、宝太郎が通う高校の歴史教師であり、「錬金アカデミー」の教師・ミナト役、南野は女手一つで定食屋を切り盛りする宝太郎の母・一ノ瀬珠美（いちのせ・たまみ）役を務める。
若手俳優の登竜門と言われる仮面ライダーの主演に決まった本島は、「マネージャーさんから主演に決まったよと伝えられた時は飛び上がって、よっしゃと叫んだのを覚えています。でもその後に不安というか、1年間やれるのかというような責任感が沸いてきて。でも撮影がはじまってからは、毎日が楽しくて仕方がないです」と述懐。
変身ポーズの撮影は「心臓バクバクでした」と振り返り、「でも楽しさもありました。前の日の夜は緊張で全然眠れなくて。家に全身鏡があるんですけど、その前で何度も練習して。映像では120点の変身ポーズができたかなと思います」と自負。実際にカメラの前でポーズを披露すると、「150点です！」と満足げな顔を見せた。
主人公とライバル関係になる役を務める藤林は、「スーパー戦隊と仮面ライダーは、何回も何回もオーディションを受けさせていただいたのですが、自分と合う役と出会えずに、ご縁がありませんでした。今回、スパナという役でこの作品に携われたということで、あきらめなくてよかったと思うと同時に、何回もあきらめそうになった時に助けてくれた親や周りの友達に、少しでも感謝の気持ちを返せたのかなという思いで、今は楽しくやっています」と感激の思いを語る。
最初に報告したのは親だったそうで、「はじめは信じてくれなくて、何時間かたった後に、やっと実感が湧いてきたのか、泣きながら『良かったね』と電話をくれて。今でも電話をするたびに泣いてくれます」とコメント。共演者からも歓喜の声が上がり、南野が「ハンカチでもプレゼントしてあげたら」とアドバイスを送ると、藤林も「ハンカチのプレゼントいいですね！ ありがとうございます」と返答していた。（取材・文：壬生智裕）
