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東京国際映画祭、トニー・レオンら来日へ 安藤桃子監督がナビゲーター就任&上映本数大幅アップ

会見に出席した安藤桃子監督、小辻陽平監督、富名哲也監督
会見に出席した安藤桃子監督、小辻陽平監督、富名哲也監督

 第36回東京国際映画祭のラインナップ発表記者会見が27日、ミッドタウン日比谷BASE Q HALLにて開催された。映画祭のフェスティバル・ナビゲーターには、映画監督の安藤桃子が就任。上映本数は219本と、昨年の174本から大幅にアップし、チャン・イーモウ監督、トニー・レオントラン・アン・ユン監督、ジャ・ジャンクーら600名以上が海外ゲストとして来日を予定している。

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 昨年まで「アンバサダー」と呼ばれていた映画祭の顔は、今年から名称が「ナビゲーター」へと変更になった。安藤監督は「今年から肩書が変わったことは映画祭の大きな指針にも感じられました」と語ると、「コロナがあって、世界中からゲストを迎えることがどこもかしこもできなくなった現実がありました。それを経て、これから先、私たちが“どこに向かっていくか”ではなく、“どこに向かっていきたいか”という道を示していくことがナビゲーションだと思っています」と位置づけについての認識を述べる。

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そんななか「ナビゲーター」としてのオファーに安藤監督は「ぶっ飛ぶほど光栄である一方、同時にいろいろなことを考えました」と気をひきしめてオファーを受けた
という。

 東京国際映画祭には、自身が手がけた『0.5ミリ』などで参加したことがあった安藤監督。「過去参加したこともあり、ずっと注目していた映画祭。いま高知県に住んでいるのですが、そこで映画祭をやれたらなと思っているので、昨年こっそりと東京国際映画祭に視察に来ていたんです」と明かすと、「東京という世界でも多くの外国人が集まる場所で行われている映画祭で、大役を務められるのは嬉しいです」と笑顔を見せた。

 安藤監督は、高知県でミニシアターの代表も務めている。「映写機と触れ合っていると、電球が照らすスクリーンを見る人々の心のなかに映画があるんだなと感じます。映画というのは我々の未来、一人一人の人生を導いてくれるようなメディアだと思っています」と語る。

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 さらに、「数年ぶりに各国からさまざまなゲストがいらっしゃいます。いまの世の中のこと、これから先わたしたちがどこに向かいたいのかということ、直接肌で語り合いたいと思います」と意義込みを語っていた。

 本映画祭のポスターでは、安藤監督と父親である俳優の奥田瑛二がツーショットで写っている。安藤監督は「俳優として長年映画界に身を置いてきた父の姿を見て、わたしもたくさんの素敵な作品に出会わせていただきました。ポスター撮影では、亡き映画監督や先人の方々が、どういう映画界にしてほしいかという思いをバトンとしてつないでいくという思いでした。胸がいっぱいになるような思いで撮影に臨みました」と振り返った。

 記者会見には安藤監督のほか、安藤裕廉(映画祭チェアマン)、栗橋三木也(TIFFCOM事務局長)、石坂健治(シニア・プログラマー)、藤津亮太(「アニメーション部門」プログラミング・アドバイザー)、小辻陽平監督、富名哲也監督が参加した。(磯部正和)

「第36回東京国際映画祭」は10月23日~11月1日まで日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催

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