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3時間26分の『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』に勝手に途中休憩を入れた映画館、注意される

映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』ポスタービジュアル - 画像提供 Apple
映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』ポスタービジュアル - 画像提供 Apple

 上映時間3時間26分という大長編ぶりも話題のマーティン・スコセッシ監督の映画『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』(公開中)。世界では、同作に勝手に途中休憩を入れる映画館が現れ、製作のアップルと配給のパラマウントが「契約違反」だとして注意を行ったという。Varietyなどが報じた。

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 映画の中盤に勝手に6分から15分程度の途中休憩を入れたのは、ドイツ、イタリア、ポルトガル、ブラジルなどで展開している映画館チェーンUCIシネマズ、イギリスの映画館チェーンVue、オランダ・アムステルダムの映画館、アメリカ・コロラドの映画館など。IndieWireによると、本作の上映契約には「変更や休憩なしで上映すること」が定められており、これに違反しているとしてアップルとパラマウントが早速注意をしたとのこと。

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 今回の件について、スコセッシ監督とのタッグで知られ、本作でも編集を務めたセルマ・スクーンメイカーは「いくつかの劇場が途中休憩を入れて上映していることは知っており、それは正しくありません。これは違反なので、調べなければなりません」と London Evening Standard に語っている。

 なお、スコセッシ監督は本作の上映時間について「この長さは意図したものではない。ただ語りたい物語がたくさんあって、多くのものが取り残された。撮影の際ではなく、脚本上でね」と脚本の段階でもかなり絞ったとシネマトゥデイのインタビューで明かしていた。編集においても「わたしたちがやったのは、全てのテンポが快適だと感じられるまで、磨きをかけ、カットして、カットして、カットすることだった」と推敲を重ねたといい、全てが意味ある3時間26分となっている。(編集部・市川遥)

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