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インド人監督が挑んだ全編日本語の長編デビュー作『復讐のワサビ』劇場公開決定

『復讐のワサビ』ポスタービジュアル
『復讐のワサビ』ポスタービジュアル - (C)2024 Hema Films

 東京をベースに活動する、インド出身の映像作家ヘマント・シンが手掛けた、全編日本語の長編監督デビュー映画『復讐のワサビ』が、2024年2月9日より全国順次公開されることが決定した。

 インドのリアリティー番組出演をきっかけに俳優の道へ進んだ後、独学で映画制作を学んできたというヘマント・シン監督。2016年から日本に移り、さまざまな仕事に従事。独立前は、東京に拠点を置くメディアコンサルティング会社のメンバーとして、日産自動車で勤務したこともあったという。

 そんなシン監督が手掛けた『復讐のワサビ』は、顔の傷痕が原因で、執拗ないじめに遭ってきた主人公・カノの物語。トラウマと不平等に苦しみ、常に深く傷ついた感情を引きずりながら生きてきたカノは、ある出来事をきっかけに、自身の秘められた可能性を見出す。貧しさにあえぐ村の生活から抜け出し、明るい未来を目指そうと決意をするカノだったが、そんな彼女を過酷な運命が待ち受ける。

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カノを待ち受ける運命とは?

 「この映画は、いじめ被害者の生々しい苦闘を描き、いじめが人の心に与える厳しくも現実的な影響を包み隠さず伝える」というシン監督は「いじめが思考や行動を形成し、被害者だけでなく周囲の世界にも破壊的な結果をもたらす可能性があることを、映画は私たちに示す。しかし、この映画の核心には、親切さ、思いやり、そして許しに対する深い探求がある。メッセージはいたってシンプルで、愛と優しさの重要性について今一度考えるべきである、ということだ」とコメントを寄せている。

 カノを演じるのは、映画『MANRIKI』『吉祥寺ゴーゴー』などに出演し、演出家・脚本家・歌手など多彩に活動する小池樹里杏。そのほか野村啓介ふじわらみほ井上雄太河辺ほのからが出演する。(編集部・入倉功一)

映画『復讐のワサビ』は2024年2月9日よりシモキタ - エキマエ - シネマ『K2』ほか全国順次公開

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