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DV有罪となった『アントマン』カーン俳優、マーベル映画クビが決定

ジョナサン・メジャース
ジョナサン・メジャース - Robert Smith / Patrick McMullan via Getty Images

 マーベル映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』の悪役・征服者カーン役で知られるジョナサン・メジャース(34)をディズニーが解雇し、メジャースの今後のマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)への出演はナシになった。現地時間18日夜にディズニーが発表したと、ディズニーの子会社である ABC News が伝えた。

【画像】ジョナサン・メジャースが演じた征服者カーン

 メジャースは今年3月25日、ニューヨークで当時の交際相手グレース・ジャバリさんに暴力を振るったとして逮捕された。ジャバリさんは頭や首を負傷し、病院へと搬送。ハイヤーの後部座席に二人で乗っていた際、メジャースの携帯電話に他の女性からのメッセージが表示されたことが、いさかいのきっかけだったという。

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 そして12月18日、第3級暴行1件、第2級ハラスメント1件でメジャースに有罪判決が出た。どちらも軽罪で、残り2件(暴行と加重ハラスメント)については陪審員の票が割れて無罪となった。陪審員はメジャースが元恋人に暴力を振るったものの、故意ではなかったと結論付けたようだ。有罪となった2件の刑罰は、2月6日に言い渡される。最大で1年の懲役刑の可能性もあるが、メジャースは初犯のため、もっと軽い刑罰となるだろう。

 “ジャバリさんこそ暴力を振るっていた方だ”と主張していたメジャースの弁護士は、陪審員がジャバリさんの話を全て信じたわけではないことに感謝するとともに、それにもかかわらず、一部が有罪となったことに遺憾の意を示した。「メジャース氏は今後、完全に汚名を晴らすことを楽しみにしています」としている。

 メジャース演じる征服者カーンは、2021年のドラマ「ロキ」シーズン1でMCUに初登場。今年は映画『アントマン&ワスプ:クアントマニア』、ドラマ「ロキ」シーズン2に出演し、2026年公開の『アベンジャーズ』シリーズ第5作『アベンジャーズ:ザ・カーン・ダイナスティ(原題) / Avengers: The Kang Dynasty』ではサノスに続く、強敵となる予定だった。しかし、有罪判決が出た数時間後、ディズニーはメジャースとの契約解除を決定。メジャース演じるカーンは、「ロキ」シーズン2までで終了となった。

 なお、ディズニーは判決まで待ったものの、逮捕翌月にはメジャースはマネージメント会社に契約を解除され、ほかの複数作品もクビになっていた。(編集部・市川遥)

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