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2023年興収1位は『THE FIRST SLAM DUNK』アニメ作品がトップ3を占める【邦画興収年間ベストテン】

映画『THE FIRST SLAM DUNK 』4K ULTRA HD Bluray&DVD
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映画『THE FIRST SLAM DUNK 』4K ULTRA HD Bluray&DVD 2024年2月28日発売/予約受付中 販売:東映 発売:東映ビデオ - (C) I.T.PLANNING,INC. (C) 2022 THE FIRST SLAM DUNK Film Partners

 2023年邦画興行収入の上位10作品が文化通信社より発表され、大人気漫画「SLAM DUNK」を原作者・井上雄彦が監督・脚本で映画化したアニメーション『THE FIRST SLAM DUNK』が157億4,000万円を記録し、本年度1位を獲得。アニメ作品が上位トップ3を占め、トップ10には6本ランクインしている。(集計期間は2022年冬~2023年冬、文中の興収は12月10日時点のもので一部推定、上映中作品の興収は12月24日時点の数字)

【画像】オープニングから大熱狂!年間1位に輝いた『THE FIRST SLAM DUNK』

 あらすじ非公表、声優も主要キャストのみ発表という異例の宣伝手法で公開された『THE FIRST SLAM DUNK』は、2022年12月3日に初日を迎えると、土日2日間で動員84万7,000人、興収12億9,600万円をあげ、初登場1位を記録。そこから8週連続で1位をキープし続け、翌週から4週間にわたりベスト4圏内に。公開67日目となる2月上旬には、興収100億円を突破した。さらに公開13週目には、入場者プレゼントの効果などもあり、再び首位に返り咲き。24週間にわたってベストテン入りを果たした。

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 その後はベスト10圏外となったが、公開27週目、公開34週目にベスト10に返り咲き。8月31日の最終上映を前に、8月25日から7日間にわたってさまざまなイベントを実施し、有終の美を演出した。最後の土日となった公開39週目には、8位再登場という形でベスト10入りを果たした。

 2位は、劇場版『名探偵コナン』シリーズ26作目となる『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』(138億3,000万円)。4月14日に初日を迎えた同作は、初日から3日間で動員217万6,400人、興収31億4,600万円という驚異的な数字でロケットスタート。2週連続で1位を獲得した後、公開10週目までベスト10圏内をキープ。公開24日目にして、シリーズ初となる悲願の興収100億円突破を達成した。11週目から13週目にかけては、ベスト10圏外にランクダウンしてしまったものの、3週間にわたって11位をキープし続けるなど、根強い人気を見せつけた。

 宮崎駿監督(「崎」はたつさき)が引退を撤回して製作したスタジオジブリの長編アニメーション『君たちはどう生きるか』は、興収86億6,000万円(数字は12月24日時点)で3位にランクイン。7月14日に初日を迎えた同作は、初日から3日間で動員100万3,000人、興収16億2,600万円を記録して首位デビュー。こちらは『THE FIRST SLAM DUNK』よりさらに徹底した情報統制で、公開まで内容もキャストも一切明かさない宣伝手法が話題を集め、多くの観客の飢餓感をあおった。その後、12週連続でベストテン入りを果たしている。

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 なお、現在公開中の『ゴジラ-1.0』は、文化通信社による12月10日時点での集計では、興収41億5,000万円で9位だったが、その後順調に数字を伸ばしており、12月24日時点で約46億4,000万円(端数は四捨五入)を記録。そのため、本記事では6位としている。

 配給会社別の内訳は、東宝最多が8本(ただし『キングダム~』はソニー・ピクチャーズとの共同配給、『鬼滅の刃』はアニプレックスとの共同配給)。東映が2本(『アイドリッシュセブン』はバンダイナムコフィルムワークス、バンダイナムコオンラインとの共同配給)だった。(取材・文:壬生智裕)

【2023年邦画作品別興収 上位10本】(最終興収の数字は一部推定)

1:『THE FIRST SLAM DUNK』157億4,000万円
2:『名探偵コナン 黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)』138億3,000万円
3:『君たちはどう生きるか』86億6,000万円(12月10日時点では86億1,000万円)
4:『キングダム 運命の炎』56億円
5:『ミステリと言う勿れ』47億6,000万円(12月10日時点では47億4,000万円)
6:『ゴジラ-1.0』46億4,000万円(12月10日時点では41億5,000万円で9位)
7:『劇場版TOKYO MER~走る緊急救命室~』45億3,000万円(12月10日時点では6位)
8:『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』 43億4,000万円(12月10日時点では7位)
9:『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』41億6,000万円(12月10日時点では8位)
10:『劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD』28億9,000万円

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