「相棒22」ほっぺ丸が超キュートと話題！右京の初プニプニ「愛らしい」【ネタバレあり】
ドラマ「相棒season22」（テレビ朝日系・毎週水曜夜9時～）の第11話「その頬に触れるな」が、10日に放送された。猛毒の神経ガスでの殺人と、小学生の誘拐という2つの事件が、特命係の杉下右京（水谷豊）＆亀山薫（寺脇康文）の活躍で真相にたどりつく物語で、「二転三転する物語が面白い！」「そう来るか～」「盛りだくさんだなぁ」と展開の意外性と面白さにSNSは沸いていた。さらに、「ほっぺ丸可愛い」「右京さんとぬいぐるみの組みあわせは最強」「伊丹と薫の共闘！」と、微笑ましい見どころに関しても反響を呼んだ。（以下、第11話の内容に触れています）
化学メーカーの社員・梶川が猛毒のTXガスで殺害された。捜査一課からの依頼で、現場付近の下足痕の捜査に駆り出された右京と薫は、人気キャラクター「ほっぺ丸」のぬいぐるみが不自然に落ちていることに気づく。ちぎれたチェーンも発見した2人は周囲を捜索、持ち主と思われる小学生・丹羽湊人の母・丹生初音（映美くらら）の不審な挙動から、湊人が誘拐されている可能性を検討する。
初音は、ほっぺ丸の“生みの親”だという。だが、彼女の会社で社長の小園蓮太郎（山田太一）らに聞きこむと、半年前に自殺した持永凛（吉田凛音）が本当のデザイナーらしい。5歳のときに遊園地に置き去りにされて家族もいない凛は、初音と仲が良かったようだが、自殺直前には初音から怒られていたという。
誘拐犯と思われる何者かの指示で、あちこち動き回る初音を尾行していた薫は、ほっぺ丸から発射されたガスを浴びてしまう。しかし、浴びたのはTXガスではなく抹茶だった。ほっぺ丸の中身の繊維が、梶川の遺体から発見されたものと一致したことから、殺人事件と誘拐事件が結びついた。
初音が巡らされていたのは、凛の思い出の場所だった。ほっぺ丸は凛が母親のために幼いころから描いていたキャラクターだったというが、彼女はキャラクターグランプリの選考委員に金を渡す不正を働いていた。
薫と伊丹が捕まえた梶川の同僚で、下足痕の男・辺見岳（小野匠）の証言から、梶川が毒ガス入りのほっぺ丸を作ったことが判明した。初音のパワハラで凛が死んだと小園から嘘を聞かされた凛の母親・持永登紀子（山下容莉枝）が、初音に復讐しようと毒ガス入りほっぺ丸の作成を依頼し、湊人を誘拐したのだ。だが、凛に不正を行わせたのは小園で、凛は揉み合った末、彼に殺されたのだった。
ほっぺ丸の毒ガスで命を絶とうとした登紀子は、凛が自身を捨てた母親に会いたいと願っていたと初音から聞かされ、泣き崩れた。右京は「あなたは生きなければいけませんよ。生きて罪をつぐなってください」と彼女に語りかけた。
特命係で事件の概要を説明している捜査一課の出雲麗音（篠原ゆき子）の馴染みっぷりや、かつて自分が伊丹憲一（川原和久）から言われていた「お口チャックしようか」とそれを止める芹沢慶二（山中崇史）のやりとりが、冒頭から微笑ましい。さらに、「たまには亀の手も借りてみようかと思ってな」という伊丹に、間髪入れず「はい、どうぞ」とお手のように手を出す薫。さらに、初音を見失った薫を「ドジ亀」とののしるも、辺見を捕まえる際には息の合ったところを見せる薫と伊丹に、「やっぱこのコンビいいなあ」「胸アツ～！」という声が上がっていた。
雑用を押し付けられたとぼやく薫に「警察官の仕事に雑用はありませんよ」と、これもまたかつてと同じ言葉で薫をいさめる右京は、あいかわらず警察の正義を貫く凛々しさを見せるが、一方でほっぺ丸が「キャラクターグランプリで大賞を獲った」とすぐに対応する博識ぶりも披露。「プリキュア」に関しての知識を詳細に持ち合わせていることは判明していたが、右京の知識がはかりしれないほど幅広いことがわかる。丸っこいほっぺ丸を抱えて、「はい、こんばんは。はい、触りますよ」とほっぺを初プニプニする右京のキュートさは、最大級の見どころだったかもしれない。
次回予告でもネットは騒然。「右京最強の敵、再び」というテロップと、「かつて、心を操り、殺人事件を起こさせた男がいました」という右京の言葉に、「まさか南井十（みない・つよし）!?」「楽しみだっ！」と期待の声が上がっている。伊武雅刀演じる南井は、スコットランドヤード時代の右京の相棒で、「右京」と名前で呼ぶ唯一の人物だ。死んだと思われていた南井が登場するのか？ 次回を楽しみに待ちたい。（文・早川あゆみ）
