「鬼滅の刃」櫻井孝宏、炭治郎のすごさを改めて実感 柱稽古編に期待「まだ道半ば」
アニメ「鬼滅の刃」で鬼殺隊最高位剣士集団である柱の一人・冨岡義勇の声を担当する櫻井孝宏が3日、都内で行われた『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』の公開記念舞台あいさつに出席。これまでのシリーズを振り返り、「柱稽古編」への期待をあおった。イベントには、柱の声優を務める小西克幸（宇髄天元役）、河西健吾（時透無一郎役）、早見沙織（胡蝶しのぶ役）、花澤香菜（甘露寺蜜璃役）、鈴村健一（伊黒小芭内役）、関智一（不死川実弥）、杉田智和（悲鳴嶼行冥役）も参加した。
『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』は、刀鍛冶の里を舞台に、炭治郎と上弦の肆・半天狗との死闘を描いた「刀鍛冶の里編」第11話と、鬼舞辻無惨との決戦に向けた柱稽古の開幕を描く「柱稽古編」第1話を上映する劇場版。
義勇を演じた櫻井は「『竈門炭治郎 立志編立志編』の第1話で絶望的なところからスタートした物語。炭治郎は今日終わってしまうかもしれないという毎日を繰り返していたなか、その果てに陽の光のなか、禰豆子が『よかったねぇ』とたどたどしく声を掛ける姿を観て、改めて炭治郎はすごいなと思うと共に、彼はまだ道半ばなので、その一つ一つが描かれていく『柱稽古編』にも注目してほしいです」と見どころを語る。
宇髄天元役の小西は、「天元は柱を引退している立場なので、こうして柱のメンバーが勢ぞろいできる『柱稽古編』に参加出来て嬉しい」と笑顔を見せると「自分が感じてきたことを隊士たちに届けていく天元の役割も観てほしい」とアピールする。甘露寺蜜璃役の花澤も「皆さんの安心感がすごくて、何の緊張もなく収録に臨めました」と笑顔を見せると、時透無一郎役の川西も「そうそうたる先輩の方々とのアフレコは緊張感がありましたが、温かい眼差しで見守ってくださってありがたかった。このキャストで舞台あいさつに立てるのは嬉しい」と感謝を述べた。
『柱稽古編』では、『立志編』以来の柱合会議が開かれる。悲鳴嶼行冥役の杉田は「これだけ存在感ある人達をまとめなければならないのですが、悲鳴嶼さんって本当にしゃべらないんですよね」と苦笑いを浮かべると、「動揺や緊張が伝わらないように意識しました」と語る。すると櫻井は「この人たちをまとめる悲鳴嶼さんは格好いいですよね」と羨望の眼差しを向けていた。
本作も世界各国で上映され、キャストたちはワールドツアーに出発する。河西と共にメキシコに行く櫻井は「とても楽しみです。河西さんに『テアーモ（愛している）』と言ってもらいたいですね」と話を振ると、他の登壇者からも「まずは日本で」と追随。河西は照れくさそうな顔を見せつつ、「日本の皆様『鬼滅の刃』を愛してくださってありがとうございます。僕も皆さんのことを愛しています」と会場および全国207の映画館でライブビューイングを観ているファンに思いを語っていた。（磯部正和）
※禰豆子の「禰」は「ネ＋爾」が正式表記
