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大泉洋主演の大型時代劇『室町無頼』25年1月公開!蓮田兵衛役でハードな殺陣に挑戦

大泉洋
大泉洋

 俳優の大泉洋が主演を務める東映の大型時代劇映画『室町無頼』が、2025年1月17日に全国公開されることが11日、都内で行われた製作発表会見で発表された。壮大なスケールで撮影される時代劇に大泉は「役者としては心躍る。誰だって出たいと思います」と熱い思いを語った。会見には長尾謙杜なにわ男子)、松本若菜北村一輝柄本明堤真一入江悠監督も参加した。

【画像】大泉洋、長尾謙杜、堤真一らズラリ!製作発表会見の様子

 本作は、垣根涼介の同名小説を、映画『22年目の告白-私が殺人犯です-』『AI崩壊』などの入江監督が実写化。日本史上、初めて武士階級として一揆を起こした蓮田兵衛(大泉)の元に集結したアウトロー=無頼たちの知られざる戦いを描く。

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 大泉が掛け軸から『室町無頼』というタイトルを発表すると「戦国が始まる前の室町時代の末期は、非常にカオスだったのかとタイトルを見てワクワクしました」と感想を述べる。

 大泉演じる蓮田は、己の腕と才覚だけで混沌とした世を渡る自由人。一方で、無用と思えば関所に火をかけ、役人をも平然と切り殺す無頼派という役だ。大泉は「東映京都撮影所のオープンセットに何百人もの人が集まっての撮影。カットの声が聞こえないぐらい」と空前のスケールで撮影が行われたことを明かすと、無頼派ということで、アクションシーンも相当ハードだったという。

 大泉は「今回は殺陣が多かったですね。これまで舞台や映像作品でも殺陣をやったことはありましたが、ここまではなかった」と振り返り、「わたしも50歳になるのですが、久々に殺陣をやるということで、事前に指導を受けたんです。でも先生が体育会系で、いきなり刀を100本振ってくださいと言われ、腕がパンパンになりました」と苦笑い。

 注目は、大泉演じる兵衛とは腐れ縁で、悪党一味の首領・骨皮道賢(堤真一)との戦いのシーン。堤は「台本を読んでいると、僕の殺陣のシーンはなかったはずなんだけど……」とつぶやいたが、実は入江監督が大泉と堤の戦いのシーンが見たくなったということで追加したという。

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 大泉は「堤さんと男臭い悪友という役柄で共演できるなんて思ってもいなかった」と共演を喜び、「監督の思い付きで足された立ち回りのシーンは、お互い年なので大変でしたが『堤真一と戦っているよ』と思うと幸せでした」としみじみ。

 登壇者が口々に「大変だった」という厳しい撮影。それでも大泉は「僕も50歳という年で、これまで時代劇をたくさん観てきました。こんなスケールの大きな座組で、入江監督のもと作品に関われるのだから、役者としては心躍るものがあります。爽快感もあり、誰だって参加したいと思いますよ」と役者冥利に尽きるオファーで、出演には迷いがなかったと語っていた。(磯部正和)

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