『デューン　砂の惑星PART2』世界初上映で早くも傑作の声　ヴィルヌーヴ監督「特別な夜」

　映画『デューン　砂の惑星PART2』のワールドプレミアが現地時間15日、イギリス・ロンドンで行われ、本編が世界で初めて上映された。一足早く映画を鑑賞した観客からは、「こうして伝説は作られる。これは人生を変える映画体験！　映画の魔法だ！」「壮大な大傑作！　できる限り大きなスクリーンで見るべき映画。数日経っても高揚感が続いている」と早くも傑作の声が相次いでいる。

【動画】ついに最終決戦！『デューン　砂の惑星PART2』予告編

　本作は、米作家フランク・ハーバートの傑作小説を『メッセージ』『ブレードランナー 2049』などのドゥニ・ヴィルヌーヴ監督が実写化した、SF映画『DUNE／デューン　砂の惑星』（2020）の続編。宿敵ハルコンネン家と皇帝によって仕組まれた陰謀によって、一族を皆殺しにされたアトレイデス家の後継者ポールが、ハルコンネン家への復讐を果たすための最終決戦に挑む。

　プレミアには主演のティモシー・シャラメ（ポール役）をはじめ、ゼンデイヤ（チャニ役）、オースティン・バトラー（フェイド＝ラウサ役）、フローレンス・ピュー（イルーラン役）、レベッカ・ファーガソン（レディ・ジェシカ役）、ジョシュ・ブローリン（ガーニイ・ハレック役）、レア・セドゥ（レディ・フェンリング役）、ステラン・スカルスガルド（ハルコンネン男爵役）、スエイラ・ヤクーブ（シシャクリ役）ら主要キャストが集結。また、映画の音楽を手がけるハンス・ジマーもヴィルヌーヴ監督と共に駆けつけた。

　会場に到着したヴィルヌーヴ監督は「たくさんの情熱に包まれて感動的」と話し、「遂に初上映されるとても特別な夜なんだ。この映画は夢とデザインの映画。特別な惑星に住む少年を追いかけ、映像が持つ力を最大限楽しむことができる」とコメント。笑顔でファンサービスに応じたティモシーは、「またここに戻って来ることができて嬉しいです。夢が叶いました」と感慨深げに話し、「ドゥニ監督との仕事が大好き。それに尊敬する俳優たちと共演できて本当に光栄です。この映画は映画館の大スクリーンで見るために作られたので、ぜひ劇場で観てほしいです」とファンに呼びかけた。

　前作からの続投組であるゼンデイヤは、「こんなに才能ある素晴らしい方たちと一緒にまた登壇できるなんて名誉だし、本当に嬉しい。何よりも天才ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の元で彼の作品にかかわることができて本当にラッキーだったと思う」と感謝。「キャストたちが皆あまりにも素晴らしくて、毎日彼らについて行こうと必死だった。でも身近でそれを見て学ぶことができたことが何よりも嬉しかった」と撮影を振り返った。

　そして、続編の新キャストとしてポールの宿敵フェイド＝ラウサを演じたオースティンは「元々この原作や映画の大ファンだったし、今回のようなキャラクターを演じる事ができたのは本当に夢のようだった」とコメント。劇中で激しいバトルを繰り広げるティモシーとの共演について、「歳も近いし、すぐに打ち解けた。とても気を遣ってくれて、一生懸命なので、本当に楽しく撮影できたよ」と明かした。

　プレミアでは、サプライズゲストとしてアニャ・テイラー＝ジョイが登場。役名は不明だが、本作に出演していることが発表された。（編集部・倉本拓弥）

『DUNE／デューン　砂の惑星』は3月15日全国公開 （3月8日～10日に先行上映）