ADVERTISEMENT

ハリソン・フォード公認・村井國夫、『キャプテン・アメリカ:BNW』で大統領役再び 吹替歴40年以上も尽きない新発見

ハリソン・フォードの吹替歴40年以上!- 村井國夫
ハリソン・フォードの吹替歴40年以上!- 村井國夫

 1980年代から映画『インディ・ジョーンズ』『スター・ウォーズ』シリーズなどで、ハリソン・フォードの吹替を担当してきた俳優・村井國夫(80)。“ハリソン公認声優”として本人からメッセージを受け取ったことも記憶に新しい村井が、マーベル・スタジオ劇場公開最新作『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』でも、ハリソンの日本版声優を続投した。ハリソンの演技を40年以上見続けてきた村井がインタビューに応じ、本作で声を当てたアメリカ大統領サディアス・ロスについて、ハリソンの吹替で意識していることを語った。

【動画】『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』最新予告

 「こうして長く(ハリソンの吹替を)担当できたのは、とてもうれしいことです」と切り出した村井は、「最初はお仕事としてやっていましたが、ハリソンさんのお芝居に寄り添い、何十年という長い年月を過ごしてきたわけですから、特別な感情が浮かびますよね」としみじみ語る。

ADVERTISEMENT

 2023年7月に行われた映画『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』の公開記念舞台あいさつでは、ハリソンが村井にサプライズでビデオメッセージを寄せ、「1作目から参加していただき、本当に感謝しています。日本語版インディを演じるあなたの声を聞けて嬉しかった。長旅に付き合ってくれてありがとう」と感謝の言葉を送った。ハリソンとの対面は叶わなかったが、本人からのねぎらいの言葉は、村井にとって生涯忘れないものとなった。

ハリソン・フォードが演じるロス大統領(右端) - (C) 2025 MARVEL.

 『インディ・ジョーンズ』に別れを告げたハリソンが、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)に参戦するニュースは、世界中のファンに驚きを与えた。『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』では、キャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンと対峙するロス大統領を演じ、劇中では“赤いハルク”ことレッドハルクに変身し、サムに襲いかかる。

ADVERTISEMENT

 現在82歳のハリソンだが、劇中では「本当に生き生きとしているんです! すごく楽しそうに(ロス大統領を)演じていらっしゃる」と村井は証言する。アクションシーンも極力自分で演じようとしているハリソンの姿勢から、「映画を愛している」ことが伝わってきたという。

 大統領といえば、ハリソンが主演した1997年公開の映画『エアフォース・ワン』を思い出す人もいるだろう。ジェームズ・マーシャル大統領を演じていたハリソンは、本作で約27年ぶりに大統領役を務めた。『エアフォース・ワン』でもハリソンの吹替を担当していた村井は、「大統領なので、ある程度の落ち着きと権力によって治める力というものを感じます。そういった意味では、少年のようなインディ・ジョーンズとは違いますよね」と分析する。

ハリソン・フォードの活躍が刺激に!

 作品を問わず、ハリソンの吹替を担当する際に意識していることは何だろうか? 村井は、ハリソンの“息づかい”に注目する。「演技を見ていると、『スー』『ハー』といった息づかいにさまざまな表現があるんです。セリフを言おうとしたら、息を吸って、一瞬考える時間があります。うまくキャッチしないと先にセリフを言ってしまうので、そこは演じる際に気をつけています」

ADVERTISEMENT

 吹替歴40年以上の村井でも、毎回ハリソンの演技から新たな刺激や発見が得られるという。「ロス大統領役は重さを感じました。弾むようなインディ・ジョーンズとは全然違うので、『あぁ、今回は違うな』と。生き生きと演じられている姿を見て、本当に刺激になりましたし、私も頑張らなきゃと思いました」

 ロス大統領と衝突するキャプテン・アメリカ/サム・ウィルソンは「美しい」と村井は目を輝かせる。「悩みながらキャプテン・アメリカとして成長していく過程がとてもよくわかって、セリフを聞いていても心地いい。素敵だなと思いました」(取材・文:編集部・倉本拓弥)

『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は全国公開中

「キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド」最新予告|2025年2月14日(金)日米同時公開! » 動画の詳細
  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT