【ネタバレ】「御上先生」衝撃の過去…兄・御上宏太の死の真相が判明

日曜劇場「御上先生」(TBS系・毎週日曜よる9時~)の第6話が23日に放送され、主人公・御上孝(松坂桃李)の兄である御上宏太(新原泰佑)の死の真相を含む、衝撃の過去が明らかになった。(以下、第6話のネタバレを含みます)
【画像・ネタバレあり】御上が“亡霊”と向き合う…第6話場面写真
「御上先生」は、高校教師となった東大卒のエリート文科省官僚・御上孝が、18歳の高校生たちを導きながら、汚い大人たちの権力によって子供たちが犠牲になっている現実に立ち向かう“大逆転教育再生ストーリー”。第6話では、御上が自身の過去を知る人物の後押しで、隣徳学院3年2組の生徒たちに過去を打ち明ける展開が描かれた。
御上の告白によると、放送部だった宏太は、学校への抗議を全校放送した後、自身で作った装置を発動させて感電死したという。宏太は、学校側が発達障害のある中等部の生徒を高等部へ進学させなかったことに対して「重大な人権問題であり、平等な社会の実現というわが校の校訓に反しています」と紛糾した。署名活動をするも、周囲からの理解を得られず。精神が不調になった宏太は、死をもって学校や社会に抗議。「ぼくはこの状況を生み出した学校に抗議します。声を上げたぼくに対しての冷淡な無視に抗議します。そんな環境を生み出した社会に対して抗議します」と全校放送で訴えた後、自ら命を絶った。
自身の価値観が3つ上の兄の影響で成り立っていたと打ち明けた御上は、「兄のような聡明な人間がどこで歪んでしまったのか」と考え続けていたという。「兄が歪んでたんじゃない。世界の形が歪(いびつ)だっただけだ。兄はその歪な世界に形を合わせることができずに死んだんだ」と教室にいる兄の幻影を前にして打ち明けた。
教育を変えるべく文科省に入省した御上は、「そこにあったのは巨大すぎる、思考を停止した組織だった。小さな細胞のいくつかは必死で動こうとしているけど、硬直していく本体はどうやったって動かなかった」と組織の実態を嘆く。御上が隣徳学院に来た理由も「小さな細胞は、小さな細胞とせめて向き合うしかない」と気づいたからだった。
御上が“鎧”を脱ぎ、生徒に全てを打ち明けた第6話。次々と重大情報が明かされた衝撃回に、SNSでは「壮絶すぎる」「御上先生の過去、辛すぎる」「御上には報われてほしい」といった声が上がっていた。(編集部・倉本拓弥)


