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河合優実、最優秀主演女優賞を初受賞!「映画の世界に足を踏み入れてよかった」

第48回日本アカデミー賞

『あんのこと』で最優秀主演女優賞に輝いた河合優実
『あんのこと』で最優秀主演女優賞に輝いた河合優実 - (C) 日本アカデミー賞協会

 第48回日本アカデミー賞の授賞式が14日、グランドプリンスホテル新高輪で行われ、女優の河合優実(24)が、映画『あんのこと』で自身初となる最優秀主演女優賞に輝いた。

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 『あんのこと』は、ある少女の壮絶な人生をつづった新聞記事に着想を得た、入江悠監督・脚本による人間ドラマ。河合は、機能不全の家庭で虐待の末に売春を強いられ、社会の狭間で薬物依存に苦しみながら生きる少女・杏役で主演。佐藤二朗稲垣吾郎らと共演した。

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 デビュー以来、映画ファンの間でその存在感が評価されていた河合だが、2024年度はTBS系ドラマ「不適切にもほどがある!」で演じたヤンキー高校生・純子役でお茶の間でもブレイク。映画・ドラマ・CMに引っ張りだこの存在となり、映画『ナミビアの砂漠』のヒロイン役やアニメ『ルックバック』の声優としても絶賛され、まさに活躍の年となった。

 満を持しての最優秀主演女優賞。ブロンズを手にした河合は「本当に、この度はありがとうございます。ちょっと信じられない気持ちで、この会場にいること自体も夢のような思いでいます。私は本当に未熟で新参者ですが、敬愛する大先輩の方々に囲まれて、この映画っていう世界に足を踏み入れてよかったなって、心の底から思っています」と感謝を述べる。

 さらに「『あんのこと』という映画は、本当に言葉で言い表せないほど、自分のなかで特別な作品で、これから長い間……俳優を続けていきたいと思っているのですが、そのなかでも、きっとずっと自分の心に残り続ける、大切な作品になるだろうなと思っています。『あんのこと』という映画に人生の時間を貸してくれた全ての人に、あらためて感謝を伝えたいと思います」と思いを述べると、会場からは祝福の拍手。また、同作で優秀助演男優賞を受賞した佐藤は、河合の受賞を見守りながら指で目の下をぬぐい、さらにハンカチで涙を拭うような仕草を見せていた。

 なお、本年度の優秀主演女優賞部門では、河合をはじめ、『ミッシング』の石原さとみ、『夜明けのすべて』の上白石萌音、『九十歳。何がめでたい』の草笛光子、『ラストマイル』の満島ひかりが優秀賞を受賞している。(編集部・入倉功一)

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