『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』続編、今夏撮影へ!タランティーノ脚本&フィンチャー監督&ブラピ主演

クエンティン・タランティーノ監督の映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)の続編がNetflixの下で進行しており、今年7月にもカリフォルニアで撮影予定だと The Playlist が報じた。脚本はタランティーノ、監督は『セブン』『ファイト・クラブ』『ゴーン・ガール』などのデヴィッド・フィンチャー、主演はブラッド・ピットだ。
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『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』は、1969年にカルト集団マンソン・ファミリーが起こした女優シャロン・テート殺人事件という史実を前提に、落ち目のテレビ俳優リック・ダルトン(レオナルド・ディカプリオ)と彼のスタントマンであるクリフ・ブース(ブラッド)の友情を描いたドラマ。アカデミー賞では助演男優賞(ブラッド)と美術賞の二冠に輝き、世界興行収入は3億9,210万5,159ドル(約588億円)を上げるヒットとなった。(数字は Box Office Mojo調べ、1ドル150円計算)
今回の続編は、ブラッド演じるクリフ・ブースをメインに据えたものになるとのこと。タランティーノは監督10作目にして引退作となる予定だった『ザ・ムービー・クリティック(原題) / The Movie Critic』を昨年、脚本の時点でボツにしていた。同作はブラッドが出演し、1977年のカリフォルニアを舞台に、かつてポルノ雑誌に映画レビューを書き、決して有名ではなかったものの、確かにそこで生きていた男についての映画になるとされていた。クリフ・ブースの冒険についてまだまだ書き足りなかったタランティーノが、そんな『ザ・ムービー・クリティック(原題)』の脚本を進化させて、今回の『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』続編の脚本にしたと伝えられている。
タランティーノは常々、10作映画を監督したら監督を引退すると表明しており(※『キル・ビル』は続編と合わせて1作の扱い)、そんな10作目を続編にしたくはなかった。しかし、本作も諦めきれず、フィンチャー監督を頼ったのだという。そして、フィンチャー監督とファーストルック契約(スタジオが企画開発費用を支援する代わりに、優先的にプロデューサーや監督の企画を製作・配給できるというもの)を結んでいるNetflixの下、最優先で進められることになった。
The InSneider によると、リック・ダルトン役のレオナルドはまだ出演交渉中とのこと。今回はクリフ・ブースがメインの映画になるため、少ない出番で再びリックを演じることにためらいがあるとされている。シャロン・テート役のマーゴット・ロビーサイドも本作のうわさを聞きつけており、必要とされれば出演できると伝えているという。(編集部・市川遥)