道枝駿佑、阿部寛の真っ向芝居で泣きそうに「パワーがすごすぎて…」

俳優の阿部寛と道枝駿佑(なにわ男子)が6日、都内で行われた日曜劇場「キャスター」(TBS系・4月13日よる9時スタート)の完成披露試写会に登壇。日曜劇場に初出演する道枝は、阿部との芝居で泣きそうになったことを明かした。この日は、永野芽郁、宮澤エマ、岡部たかし、音尾琢真、高橋英樹も来場した。
完全オリジナルストーリーとなる本作は、テレビ局の報道番組「ニュースゲート」を舞台に、型破りで破天荒なキャスター・進藤壮一(阿部)キャスターが闇に葬られた真実を追求し、悪を裁いていく社会派エンターテインメント。
劇場で観客と一緒に第1話を鑑賞した一同。ジャーナリスト志望の新米アシスタントディレクター・本橋悠介役の道枝は、「本橋はちゃっかりしている部分があるので、そこが出ていたらいいなと思いながら観ていました。自由な感じでルールに縛られずにやっているのが、少しでも皆さんに伝わればいいなと思います」と期待を寄せる。
また、数々の名作を生み出している「日曜劇場」への出演に対して、道枝は「豪華な方々と一緒にお芝居できる機会をいただけて、すごくうれしいです」と感激し、「現場では和気あいあいと楽しく撮影をしています。撮影も後半に入りましたが、終わってほしくない……と思いながらも毎日(現場に)行くのを楽しみに撮影を頑張っています」と力を込めた。
笑顔で語る道枝だったが、「(本橋が)羽生官房長官(北大路欣也)の代役をして、阿部さんのお芝居を真正面から受けるシーン」については「阿部さんのパワーがすごすぎて、泣きそうになったことを覚えています」と衝撃的だったことや、「(阿部が)『逃げ切れると思うなよ』というすごいパワーのあるテンションを(撮影が)終わった後に『お疲れ様。官房長官!』と(瞬時に)切り替えるのが怖すぎて、すごく震えたのを覚えています」とも打ち明ける。
阿部は「思い切りやろうと思ったし、冒頭(のシーン)で大事なんですよ。その感じを含めて、思いを道枝くんにぶつけました」と振り返る。さらに、「(本橋は)すごく使えるんですよ。神出鬼没で忍者みたい。役がすごく面白いのは道枝くんがチャーミングにやってくれているから。まだまだたくさん出てくるので楽しみにしてください」と呼びかけた。
道枝に賛辞を送る阿部だが、自身については「メインキャスターという役をやるのは重くて、どうやって演じようか……抜擢されたキャスターになっているか……と心配していた」という。しかし、第1話を鑑賞して「安心しました」と自信をのぞかせると、「キャスターとしてスタジオに立つというのは、人に伝えなければいけない使命や伝える難しさを感じていた」ものの、「新鮮な気持ちで、緊張しながらも楽しかったです。そういうものが今日報われた気がしました」と笑みを浮かべていた。(錦怜那)


