朝ドラ「あんぱん」早くも衝撃展開 切ない別れと驚きの行方判明【ネタバレあり】

俳優の今田美桜が主演を務める連続テレビ小説「あんぱん」(NHK総合・月~土、午前8時~ほか ※土曜は1週間の振り返り)第3回が2日に放送。切ない母子の別れと、母の意外な行き先が明らかになった。
朝ドラ112作目の「あんぱん」は、「アンパンマン」の生みの親・やなせたかしさんと小松暢さんの夫婦をモデルとしたオリジナル作品。激動の時代にさまざまな苦難を乗り越え、やがてアンパンマンを生み出していく二人の愛と勇気の物語をフィクションとして描く。脚本は「花子とアン」「Doctor-X 外科医・大門未知子」などの中園ミホ。今田が暢さんをモデルとした主人公・朝田のぶ、北村匠海がやなせさんをモデルとした柳井嵩を演じる。
第1週は、昭和2年の高知県を舞台に幼少期ののぶ(永瀬ゆずな)と嵩(木村優来)の出会いからスタート。第3回では、嵩の伯父・柳井寛(竹野内豊)の家にいる幼子・千尋(平山正剛)は、実は嵩の弟で、寛に子供がいないことから養子となったことが明らかに。そして、嵩と千尋の母である登美子(松嶋菜々子)が、街に用事があるからしばらく留守にすると言って、寛の家を出ていくシーンが描かれた。
登美子は嵩に、すぐ戻るから嵩は寛の家でいい子にしていてと伝えるが、嵩は不安げな様子。登美子が出ていく当日は学校を休み、千尋と共に登美子を追いかけ、「本当にすぐ迎えに来てくれる?」と登美子に問う。「約束だよ」と念を押す嵩に登美子は頷き、去って行った。白い日傘を差し、鮮やかな着物を着こなす美しい母の背中に「お母さ~ん!」と手を振りながら呼びかけ続ける嵩。置いて行かれた寂しさや不安がにじむ場面だった。
その後、寛の妻・千代子(戸田菜穂)が見つけた置き手紙によって、登美子が再婚するために出て行ったことが判明。嵩と千尋の父・清(二宮和也)の一周忌を迎える前に、嵩を置き去りにして再婚することに千代子は驚きを隠せなかった。第3回にして衝撃の展開となり、視聴者からは「心の準備が間に合わない」「涙腺崩壊」などと動揺する声もあがった。
明日の第4回では、のぶの父・結太郎(加瀬亮)が出張でひと月家を空けることになり、のぶが駅で見送る様子や、その1か月に寛が院長を務める柳井医院の電話が鳴り響く出来事が描かれる。(清水一)