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「攻殻機動隊」新作アニメ正式タイトル発表 シリーズ構成・脚本は円城塔 原作者・士郎正宗のコメント公開

「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」新ティザービジュアル
「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」新ティザービジュアル - (C)2026 Shirow Masamune/KODANSHA/THE GHOST IN THE SHELL COMMITTEE

 漫画家・士郎正宗原作の「攻殻機動隊」新作テレビアニメシリーズの正式タイトルが「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」に決定し、新たな特報映像、ティザービジュアル、メインスタッフ情報が公開された。また、原作者の士郎からコメントも寄せられた。

【動画】「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」特報映像

 「攻殻機動隊」は、人々が“電脳”によってネットワークにつながった世界が舞台のSFシリーズ。電脳戦や格闘などで優れた能力を持つ全身義体(サイボーグ)、階級「少佐」こと草薙素子をリーダーとした攻性の部隊「攻殻機動隊」が、高度複雑化する凶悪犯罪に立ち向かう姿を描く。新作シリーズは、映画『犬王』、テレビアニメ「ダンダダン」などのサイエンスSARUがアニメーション制作を担当。2026年の放送を予定している。

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 新作の正式タイトルは、原作コミック第1巻と同じく“THE”を冠する「攻殻機動隊 THE GHOST IN THE SHELL」に決定。監督は「ダンダダン」の副監督やエンディングアニメーションの絵コンテ・演出などを始め、Netflixシリーズ「スコット・ピルグリム テイクス・オフ」、テレビアニメ「平家物語」などのサイエンスSARU作品で活躍し、本作が初監督となるモコちゃんが担当する。

 シリーズ構成・脚本は、小説「Self-Reference ENGINE」「文字渦」などで知られ、アニメ「ゴジラ S.P <シンギュラポイント>」ではシリーズ構成・脚本などを担当、「攻殻機動隊」小説アンソロジーの一編「Shadow.net」も上梓した円城塔。キャラクターデザイン・総作画監督は「スプリガン」「リトルウィッチアカデミア」などでキャラクターデザインなどを手がける半田修平が担当する。

 新たに公開された特報映像は、アニメの原画やコンテと思われる制作素材で構成されており、新作の雰囲気が垣間見える仕上がり。現在開催中の「士郎正宗の世界展~『攻殻機動隊』と創造の軌跡~」展示会場内では、会場限定の特別バージョンも上映されている。

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 主人公の素子とAI搭載型思考戦車・フチコマが描かれたティザービジュアルは、キャラクターデザインをつとめる半田による描き下ろし。原作第1巻コミック表紙ラフ案のオマージュを感じさせるビジュアルとなっている。新作について、原作者の士郎は「今回も良い映像作品となって何らかの形でお楽しみ頂ければ幸いかと思う」とコメントを寄せている。

原作者・士郎正宗コメント

アニメ作品に限って言うと、今回の『攻殻』は押井氏版、神山氏版、黄瀬氏版に次ぐ4番目の『攻殻』、或いは『GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊』と『イノセンス』を分け、『S.A.C.』シリーズを1期・2期・SSS、『ARISE』シリーズと『新劇場版』、『SAC_2045』シリーズを1期・2期に分ける企画としては10作目となる。制作関係者が替わった観点からだと第2世代型の1作目と捉えることも可能だろうか。元々の原作マンガが古い点はもう諦めてご容赦頂くとして(陳謝)、今回も良い映像作品となって何らかの形でお楽しみ頂ければ幸いかと思う。

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