「べらぼう」冒頭1分で天国から地獄へ…残酷な展開に悲鳴

横浜流星主演の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜NHK総合よる8時~ほか)の13日放送・第15回では、蔦重(横浜)が瀬川(小芝風花)との突然の別れに抜け殻となり、幸福と絶望が一挙に訪れる冒頭1分のシーンが反響を呼んだ(※一部ネタバレあり)。
前話で独立を決めた蔦重に、共に本屋をやらないかと事実上のプロポーズを受けながらも、鳥山検校(市原隼人)の元妻として多くから憎まれる自身が彼の足かせになることを憂いて吉原を去った瀬川。第15回では冒頭、朝ごはんの準備にとりかかる笑顔いっぱいの瀬川の姿が。「借金あんだよ!店潰れるよ!」と寝ぼけまなこの蔦重を威勢よくたたき起こす……という平凡ながら幸福そのものの風景だったが、何とこれは夢。
「まさかの瀬川始まり!」と喜んだものの、夢からさめ切なげな表情の蔦重と同様、視聴者の間でもぬか喜びに「今更そんな儚い夢を見せないでくれ…」「うわ夢オチ」「こんな二人が見たかった」「極楽から地獄」「辛すぎる夢…」「切ない…」と悲鳴が相次いだ。
抜け殻状態となった蔦重だが、転んでもただでは起きないのが蔦重。後半では、朋誠堂喜三二(尾美としのり)に「ある人と考えていた話」と自ら書き始めた原稿を見せ、一緒に考えた人のためにもとびきりいいものにしたいと喜三二の助けを乞うていた。瀬川が蔦重と楽し気に話していた“瀬川の考える瀬川もの”が実現する日は来るのか。(石川友里恵)


