W主演は誰?斜線堂有紀「恋に至る病」映画化&声だけティザー映像公開

SNSを中心に大きな反響を呼んだ、斜線堂有紀の小説「恋に至る病」(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)が実写映画化され、10月24日から全国公開されることが決定した。ダブル主演を務めるキャスト名は伏せられており、二人がナレーションを担当するシークレットティザー映像のみが公開された。
原作者の斜線堂は「楽園とは探偵の不在なり」が第21回本格ミステリ大賞(小説部門)候補となり、週刊文春ミステリーベスト10、このミステリーがすごい!などにもランクイン、「星が人を愛すことなかれ」では第4回本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞を受賞するなど、ミステリ・サスペンスジャンルと恋愛ジャンルを横断する俊英作家。そんな彼女が手掛けた「恋に至る病」は、2020年3月末に発売されると、TikTokの書籍系アカウントによって話題に火がつき、紹介動画の再生回数は200万回を突破、28回重版された。
メガホンを取るのは、『月の満ち欠け』(2022)、『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(2017)などの廣木隆一監督。内気な男子高校生・宮嶺とクラスの人気者・景のふたりによる不器用で一途な初恋を軸に、同級生の不審死や自殺未遂、恋人への恐ろしい疑惑が入り混じる刺激的なラブストーリーとして映像化。主人公である宮嶺と景を演じるW主演キャストは未発表だが、“シークレットティザー映像”には、二人の声だけが使用されている。
海の空撮から始まる映像には、主人公である宮嶺と景の日常を切り取った写真が次々と映し出され、ふたりが紡ぐピュアな初恋を予感させる始まり。しかし、再び海が映されると、そこに水死体が浮かんでいて、ただのラブストーリーではない、切なさと不穏さが共鳴する衝撃作となることを予感させる。(編集部・入倉功一)


