美青年、衝撃の標本姿…「人間標本」初映像&新ビジュアル公開

「告白」「Nのために」などのベストセラー作家・湊かなえの小説を西島秀俊主演で実写化したドラマシリーズ「人間標本」(Prime Video で12月19日より5話一挙配信)の初映像となる本予告、キービジュアル、場面写真が公開。市川染五郎演じる絶世の美青年の“標本姿”が公開された。
“イヤミスの女王”と呼ばれる湊かなえが、デビュー15周年を記念して書き下ろした同名小説を原作とする本作は、湊が「親の子殺し」というセンセーショナルなテーマに挑み、蝶の研究者である榊史朗(さかき・しろう)教授が、息子・榊至(さかき・いたる)を含む6人の少年たちを「人間標本」にしたと衝撃の告白から始まるミステリーサスペンス。西島秀俊が主演を務め、本作が現代劇ドラマ初出演となる市川染五郎と初共演。『余命1ヶ月の花嫁』(2009)や『月の満ち欠け』(2022)などの廣木隆一監督が、湊と映画『母性』(2022)以来2度目のタッグを組む。
公開された本予告では、蝶研究の権威である大学教授・榊史朗(西島秀俊)が放つ、「人間標本は私の作品です」という衝撃のひと言から幕を開ける。山の中で発見された六人の美少年の遺体。彼らを殺害し、「人間標本」として世に知らしめた犯行を認め自首した史朗。彼が追い求めた「美を永遠に留める」執念は、最愛の息子すらも巻き込む狂気へと変貌。映像中盤では、史朗の息子・至(市川染五郎)のおぞましくも美しい“標本姿”が明らかとなり、動機を迫る刑事に対して、「貴方、やっぱり何も分かってない」と冷笑する史朗の姿が映し出される。
“色彩の魔術師”と呼ばれる世界的アーティスト・一之瀬留美(宮沢りえ)と娘の杏奈(伊東蒼)、芸術的才能に恵まれた少年たち(荒木飛羽、山中柔太朗、黒崎煌代、松本怜生、秋谷郁甫)、そして、父を慕う至。それぞれが胸に秘めた想いが交錯し、悲劇の物語は予想をはるかに超える衝撃展開へと進んでいく。取調室で静かに微笑む史朗が語る、驚愕の犯行。彼は、異常殺人者か、至高の芸術家か。
キービジュアルは、本作の美術監修・アートディレクターを務めた清川あさみによる蝶の刺繍が施されたもの。儚げな表情を浮かべる西島、市川演じる榊親子の姿が映し出されている。併せて公開された7点の場面写真では、笑顔を見せる至と、どこか固い表情でこちらを見つめる史朗の対照的な親子カットや、美しく儚い標本姿となった至など耽美な世界観を表す。


