教師が生徒に「死に方教えてやろうか」…綾野剛主演『でっちあげ』予告編&場面写真公開

綾野剛主演、三池崇史監督による実話に基づく映画『でっちあげ ~殺人教師と呼ばれた男』(6月27日公開)から予告編、場面写真10点が公開された。
【画像】小学生に体罰…綾野剛、柴咲コウ、亀梨和也ら場面写真10点
予告編は、綾野演じる小学校教諭・薮下誠一が生徒の氷室拓翔(三浦綺羅)に対し、「何でこんな簡単なことできないんだろうね」と吐き捨て、ランドセルをゴミ箱に投げ捨て踏みつけるなど残酷な場面からスタート。「もう君さぁ、生きてる価値ないから死んだ方がいいかも」と吐き、生徒の耳が割けるほどの体罰を行い、やがて「死に方教えてあげようか」と迫る薮下の声に屋上から飛び降りようとする拓翔の姿が重なる……。しかし、次の瞬間には薮下が「やってません!」と身の潔白を訴える姿が。
ひどい体罰が行われていると涙ながらに学校に訴える拓翔の母、氷室律子(柴咲コウ)、「謝って。担任を続けたければね」、「認めてましたよね」と保身に走る校長・段田(光石研)と教頭・都築(大倉孝二)、「完全にクロですよ」と息巻く週刊春報の記者・鳴海三千彦(亀梨和也)……。マスコミの標的となった薮下の日常が崩壊していき、弁護士が法廷で争う湯上谷(小林薫)と大和(北村一輝)の姿も。薮下は本当に世間のいう「殺人教師」なのか、想像を掻き立てる緊迫の映像となっており、場面写真でも薮下の両極端の側面が切り取られている。
原作は、2003年に日本で初めて教師による児童への虐めが認定された体罰事件を追った福田ますみのルポルタージュ「でっちあげ 福岡「殺人教師」事件の真相』(新潮文庫刊)」。報道をきっかけに、担当教輸は『史上最悪の殺人教師』と呼ばれ停職処分に。児童側を擁護する550人の大弁護団が結成され、民事裁判へと発展した。
監督を、映画『悪の教典』(2012)、『怪物の木こり』(2023)などを手掛け、2025年のテレビドラマ「新・暴れん坊将軍」も話題を呼んだ三池崇史が務めた。
なお、4月25日よりムビチケカード、ムビチケオンラインが発売。ムビチケオンラインの購入者特典は、カードのビジュアルにも使用されている8種のキャラクターポスターの壁紙となっている。(石川友里江)