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『スター・ウォーズ』新作映画、ドラマ未視聴でも楽しめる内容に!監督が約束「未見が壁になってはいけない」【来日インタビュー】

『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』コンセプトアート
『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』コンセプトアート - (c)2024 Lucasfilm Ltd.

 映画『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』のジョン・ファヴロー監督が、千葉・幕張メッセで開催された公式ファンイベント「スター・ウォーズ セレブレーション ジャパン 2025」の会場でインタビューに応じ、ドラマ「マンダロリアン」シリーズから派生した本作で意識ことを明かした。

【動画】『スター・ウォーズ』新作映画はどうなる?来日したキャスト&スタッフを直撃

 「マンダロリアン」は、強いフォースを秘めた子供グローグーと共に冒険を繰り広げる戦士ディン・ジャリン(ペドロ・パスカル)の物語。ディズニープラスでシーズン3まで配信されており、2人は本作でスクリーンデビューを果たす。

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 ドラマシリーズは制作期間が短く、ファヴロー監督も「映画のようなクオリティーを求められる中、本当にタイトなスケジュールでした」と苦労を明かす。一方で、長編映画は数年という製作期間を確保しているため、「より多くのセットを作ることができましたし、計画も綿密に立てられました。衣装やクリーチャー、ストップモーションなども、しっかりとデザインする時間が持てました」とクオリティーアップにもつながったという。

 ファヴロー監督が本作で最も意識したのは、「どうやってこの映画をより多くの人に楽しんでもらうか?」ということだった。ディズニープラスのサービス開始で、『スター・ウォーズ』シリーズも実写ドラマが次々と誕生し、作品同士でストーリーがつながっていることもある。「マンダロリアン」はシーズン3まで全24エピソードが制作され、新規層の視聴ハードルは年々高まってきている。

レッドカーペットで取材に応じたジョン・ファヴロー監督

 そんな中でもファヴロー監督は、新作映画について「シリーズ未見だったり、(視聴済みのファンが)復習しなくても楽しめるように構成しています」と断言。「幸いなことに、マンダロリアンとグローグーというキャラクターは、すでに多くの人に知られています。SNSやファンアート、動画クリップなどで見たことがある人は多いです」とキャラクターの知名度を土台にして、物語を構成しているという。

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 映画鑑賞において「『観ているか・観ていないか』が壁になってはいけない」と強調したファヴロー監督。「最近では、私がある番組が好きでも、妻が興味を持たなければ別々に観たりしますよね。でも映画は、みんなで一緒に行って、みんなが楽しめるものであってほしい。『スター・ウォーズ』には、そういった全員で楽しめる特別な力があると思います」

 またファヴロー監督は、サーガの始まりである『スター・ウォーズ/新たなる希望』を例に挙げ、「オープニングクロールであらすじが流れて、いきなり物語の途中から始まります。それでも、観客は物語に入り込みました。なぜなら、キャラクターがアイコニックで、ビジュアルも強烈で、全体が神話のようなスケールだからです」と補足。「私たちは今回、その『スター・ウォーズ』らしさを大切にしました。長い年月を経てスクリーンに戻ってくる『スター・ウォーズ』の新作を、新しい世代も含め、誰でも楽しめる体験にしたかったんです」と力強く語っていた。(取材・文:編集部・倉本拓弥)

映画『スター・ウォーズ/マンダロリアン・アンド・グローグー』は2026年5月22日(金)日米同時公開

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