『ブラックパンサー』コンビのR指定ヴァンパイアホラーがヒット!実写版『マインクラフト』から首位奪取
全米ボックスオフィス考

先週末(4月18日~4月20日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、R指定ヴァンパイアホラー映画『シナーズ(原題) / Sinners』が興行収入4,800万7,468ドル(約70億円)を稼ぎ出すヒットで、V2を記録していた『マインクラフト/ザ・ムービー』から首位の座を奪った。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル145円計算)
ライアン・クーグラー監督と俳優マイケル・B・ジョーダンという『ブラックパンサー』『クリード チャンプを継ぐ男』コンビが再びタッグを組んだ本作。時は1932年、苦難続きの双子の兄弟(マイケルが一人二役)がやり直すために故郷に戻るも、そこではより邪悪なものが待ち受けていて……。シネマスコアの出口調査ではA評価を獲得しており、配給のワーナー・ブラザースによると、ホラー映画としては過去35年でA評価を得た唯一の作品とのこと。アメリカの大手映画批評サイト「ロッテントマト」でも批評家98%、観客97%という圧倒的な支持率で、口コミの良さもヒットにつながった。
予想されていたオープニング興収4,000万ドル(約58億円)を大きく上回り、人気ゲームを映画化して大ヒットを記録している『マインクラフト/ザ・ムービー』から首位を奪取する快挙となった。ワーナーにとっても2作続けてのヒットといううれしい結果だ。
『マインクラフト/ザ・ムービー』は興収4,049万7,865ドル(約59億円)でワンランクダウンの2位。累計興収は3億4,382万4,380ドル(約499億円)、累計世界興収は7億1,782万4,380ドル(約1,041億円)に達している。(編集部・市川遥)
4月18日~4月20日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(初)『シナーズ(原題) / Sinners』
2(1)『マインクラフト/ザ・ムービー』
3(2)『ザ・キング・オブ・キングズ(原題) / The King of Kings』
4(3)『アマチュア』
5(4)『ウォーフェア(原題) / Warfare』
6(5)『ドロップ(原題) / Drop』
7(初)『劇場版プロジェクトセカイ 壊れたセカイと歌えないミク』
8(初・再上映)『プライドと偏見』
9(6)『ザ・チョウズン:ラスト・サパー・パート3(原題) / The Chosen: Last Supper Part 3』
10(8)『白雪姫』