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広瀬すず、再びカンヌ映画祭レッドカーペットへ カズオ・イシグロ原作『遠い山なみの光』渡航キャスト決定

第78回カンヌ国際映画祭

『遠い山なみの光』ティザーポスタービジュアル
『遠い山なみの光』ティザーポスタービジュアル - (C)2025 A Pale View of Hills Film Partners

 現地時間13日から24日かけてフランスで開催される、第78回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に出品される、石川慶監督作『遠い山なみの光』の渡航キャストとスタッフが決定した。主演の広瀬すずが、是枝裕和監督作『海街diary』(2015)以来となる2度目の参加を果たす。

【画像】広瀬すず&二階堂ふみが美の競演!映画『遠い山なみの光』フォトギャラリー

 日本、イギリス、ポーランドの共同製作となる本作は、「わたしを離さないで」などで知られるノーベル文学賞作家カズオ・イシグロの長編小説デビュー作を『ある男』(2022)の石川監督が映画化。戦後間もない1950年代の長崎と1980年代のイギリスという、時代と場所を超えて交錯する“記憶”の秘密を紐解いていくヒューマンミステリー。

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 日本人の母とイギリス人の父のもとに生まれた女性・ニキ(カミラ・アイコ)。大学を中退して作家を目指す彼女は、自著執筆のために、母の悦子(広瀬すず)が暮らす郊外の実家を訪れる。悦子は、長崎で原爆を経験し、戦後イギリスに渡ってきていたが、ニキは彼女の過去を聞いたことがない。夫と長女を亡くし、思い出の詰まった家で一人暮らしていた悦子は、ニキと数日間を共にする中で、最近よく見るというある「夢」について語り始める。それはまだ悦子が長崎で暮らしていた頃に知り合った謎めいた女性と、その幼い娘の夢だった。

 本作の主人公・悦子役の広瀬をはじめ、悦子が長崎で出会う謎めいた女性・佐知子役で二階堂ふみ、約30年後の悦子役で吉田羊が出演。そのほか、悦子(広瀬)の夫で傷痍軍人の二郎役に松下洸平、二郎の父で悦子が勤務していた学校の校長・緒方役に三浦友和をキャスティング。そのほか日本パートには、柴田理恵渡辺大知鈴木碧桜(子役)が出演。イギリスパートで悦子(吉田)の娘ニキを演じるのは、オーディションで選ばれたカミラ・アイコ。

 カンヌ国際映画祭には、原作者でありエグゼクティブプロデューサーのカズオ・イシグロも出席。そして、脚本・編集を兼任した石川監督、主演の広瀬に、吉田、カミラ、松下、三浦が映画祭に参加する。(編集部・入倉功一)

映画『遠い山なみの光』は9月5日よりTOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開

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