磯村勇斗「不適切にもほどがある！」ムッチ先輩の脱ぎシーンでもストイック　キヨシ役・坂元愛登も憧れ

　2026年1月4日に放送される、TBS系・スペシャルドラマ「新年早々 不適切にもほどがある！～真面目な話、しちゃダメですか？～」の記者会見が行われ、主演の阿部サダヲをはじめ、仲里依紗、磯村勇斗、河合優実、坂元愛登、吉田羊らお馴染みのキャスト陣と脚本の宮藤官九郎が出席。“ムッチ先輩”こと秋津睦実を演じる磯村の徹底した役づくりの姿勢が、共演陣から明かされる一幕があった。

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　2024年1月期に放送された連続ドラマ「不適切にもほどがある！」は、1986年から2024年にタイムスリップした中学校の体育教師で昭和のおじさん・小川市郎（阿部）が、コンプライアンス度外視の不適切発言を連発しながら、令和を生きる人々に考えるきっかけを与えていくタイムスリップコメディー。スペシャルドラマでは、最終回で昭和からタイムトンネルをくぐって再び旅立った、市郎のその後が描かれる。

　会見は、劇中の重要な憩いの場となる「喫茶すきゃんだる」のセット内で行われ、キャスト陣が1980年代をテーマにした衣装に身を包んで登場。阿部は、“ふてほど”が「ユーキャン新語・流行語大賞」にも輝いた本作への復帰を「楽しかったですね」と語り「2年ぶりの放送ですが、撮影としては1年ぶりくらい。近所を歩いてても“あ、『不適切』の～”と言われる感じで、本当に大きな作品だと思います。いまだに言われますからね」と反響を振り返る。

　会見では、各キャストが共演者に宛てた「意見」が紹介される一幕もあり、磯村は宮藤への「毎回試されているようで、ムッチをどう演じようか考えるのが楽しかったです」という意見に続いて「あと、僕を脱がせるのが好きですか？」と直球質問。それに「そうですね。いいですよね。裸が」とストレートに応えた宮藤は、「実写じゃないみたいな、2.5次元くらいの感じ。脈絡もなく裸になる場面を描いてすみません」と平謝り。「もっとこういう役がやりたいとあれば」という宮藤に、磯村は「宮藤さんの脚本で脱ぐことは全然大丈夫。プロレスラーとかどうですかね？　常に上裸だし」と返していた。

　そんななか宮藤は、坂元が演じるキヨシが今回のキーパーソンになると明かし「この先も『不適切～』が続くなら、キヨシがどんどん中心になっていくんじゃないでしょうか。なので、もっとやりたい役があれば」と坂元に意見。それに対して坂元は「20歳になった時にまたこの作品をやれるなら、ムッチ先輩みたいに脱げる体になっていたい」と宣言し、磯村は「教えます。（体の）作り方」と約束していた。

　さらに、純子役の河合も磯村の体に言及。「連続ドラマの時、ムッチ先輩と純子が部屋の中で距離を詰めるシーンで、ブリーフ姿になったムッチ先輩のカットに向けて腕立てでパンプアップしていた。こんなにファニーな役でもストイックだなと思いました」と意見。

　磯村は、止まらぬ裸の話題に照れ笑いしつつ「5分、10分（の準備）が映像に与える影響というのはとても大きいので、今日はぜひ『パンプアップ』という言葉を覚えて帰っていただきたい」と報道陣に呼びかけて笑いを誘っていた。

スペシャルドラマ「新年早々 不適切にもほどがある！～真面目な話、しちゃダメですか？～」はTBS系で2026年1月4日（日）午後9時放送