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ロバート・ベントン監督、92歳で死去 『クレイマー、クレイマー』でオスカー受賞

ロバート・ベントン監督(2018年撮影)
ロバート・ベントン監督(2018年撮影) - Emma McIntyre / Getty Images for TCM

 アカデミー賞作品賞に輝いた映画『クレイマー、クレイマー』(1979)のロバート・ベントン監督が現地時間11日、亡くなった。92歳だった。Varietyほか各メディアが報じた。

【画像】アカデミー賞を席巻した代表作『クレイマー、クレイマー』

 アシスタント兼マネージャーによると、ベントン監督はマンハッタンの自宅で息を引き取ったという。死因は明らかになっていない。

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 ベントン監督は1932年9月29日、アメリカ/テキサス州出身。エスクワイア誌でイラストレーター兼ライターとして活躍した後、デヴィッド・ニューマンと共に映画の脚本を執筆。そのうちの一本が『ボニーとクライド/俺たちに明日はない』(1967)として映画化され、その年のアカデミー賞で脚本賞にもノミネートされた。

 1972年に『夕陽の群盗』で監督業に進出すると、代表作『クレイマー、クレイマー』でアカデミー賞監督賞と脚色賞を受賞。同作は作品賞、主演男優賞(ダスティン・ホフマン)、助演女優賞(メリル・ストリープ)にも輝くなど批評家からも高く評価された。

 その後も、『殺意の香り』(1983)、『消えたセクシー・ショット』(1987)、『ノーバディーズ・フール』(1994)『トワイライト 葬られた過去』(1998)などを監督。1984年の『プレイス・イン・ザ・ハート』ではアカデミー賞脚本賞に輝いた。(編集部・倉本拓弥)

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