【あんぱんインタビュー】原菜乃華、姉役・今田美桜＆河合優実「お二人がお姉ちゃんで本当によかった」 高橋文哉”健太郎”との初恋秘話も
現在放送中のNHK連続テレビ小説「あんぱん」（総合・月～土、午前8時～ほか）で、ヒロイン・朝田のぶ（今田美桜）の妹・メイコを演じている原菜乃華。本作で朝ドラ初出演を果たした原が、「お二人がお姉ちゃんで本当によかった」と言うのぶ役の今田と次女・蘭子役の河合優実の存在や、高橋文哉ふんする初恋相手・辛島健太郎に心を打たれた部分などを語った。
本作は、「アンパンマン」の生みの親・やなせたかしさんと妻・暢さんの夫婦をモデルとしたオリジナルストーリー。何者でもなかった二人が激動の時代にあらゆる苦難を乗り越え、“逆転しない正義”を体現したアンパンマンにたどりつくまでの物語を描く。脚本は、「花子とアン」（2014）以来2度目の朝ドラ脚本となる中園ミホが手掛けている。
原ふんする朝田メイコは、天真爛漫で、歌うことが好きな朝田家の三女。朝田家の皆を幸せな気分にさせるというキャラクターだ。（清水一）
Q：朝ドラ初出演。メイコ役が決まったときの気持ち
朝ドラはいつか出演できたらいいなぁと思っていた夢の場所だったので、すごくうれしかったです。メイコはザ・末っ子という感じで、愛嬌があって、すごくかわいらしいキャラクターですよね。最初にこの役が決まったときは、朝ドラの愛されキャラを演じるということに責任の大きさを感じ、緊張していたんです。でも、朝田家の皆さんがあたたかくて。セットに入って皆さんとお芝居をするだけでメイコにしてもらえたので、特にプレッシャーなどは感じずに臨むことができました。メイコ役として、皆さんに愛されるような妹を目指せたらいいなと思っています。
Q：メイコにとって、長女・のぶ（今田美桜）と、次女・蘭子（河合優実）はどんな存在？
のぶ姉ちゃんは、飾らず、まっすぐで、やると決めたことをやり通す力がすごく強いです。迷うことがあったとしても、一度「これだ！」と決めたら、そこに向かって最速で走り抜けることができる人なので。頼もしいお姉ちゃんだなと思いますし、メイコとしても勇気をもらえる存在です。蘭子姉ちゃんは、常に周りを俯瞰して見ていて。メイコのお世話もしてくれますし、どこかお母さんのような、甘えたくなる存在だと思います。
のぶ役の今田さんと蘭子役の河合さんは、やさしくて穏やかで、最初からたくさんお話ししてくださいました。私が出演している他の作品を見てくれていて、その感想を伝えてくださるんです。お芝居でもすごく頼りになりますし、お二人がお姉ちゃんで本当によかったなと思う毎日です。
Q：第7週ではメイコが健太郎（高橋文哉）と出会い、恋に落ちる場面も
メイコからすると、健太郎さんは初めて出会うタイプの人だったんだろうなと。最初に会ったときも、変な人だなと思うような強烈なキャラクターですし（笑）。のぶ姉ちゃんと嵩（北村匠海）さんを仲直りさせるために二人で奮闘する場面もありますが、メイコとしては、健太郎さんの、人のためを思ってまっすぐ突き進めるところや、常に人を笑わせようとしている姿勢に心を打たれたんじゃないかなと思います。あとはやっぱり、自分の歌をストレートに褒めてくれたことが、すごくうれしかったんでしょうね。メイコの初恋ですし、恋する乙女の顔を見て、視聴者の皆さんに朝からキュンキュンしていただけたらいいなと思います。
Q：視聴者へのメッセージ
辛いこともあるけれど、進み続けなければならない。そんな気持ちにさせてもらえる、強い力がある作品だと感じています。ありふれた日常の中にある幸せに改めて気付かせてくれるような、あたたかいストーリーですし、何よりのぶ姉ちゃんがどんなことがあってもまっすぐ進んでいってくれるので。その姿を見て、少しでも前を向いて生きていこうという気持ちになってもらえたらうれしいです。