ADVERTISEMENT

堺雅人、8年ぶり主演映画は“国家の機密などを背負っていない”男性役

「半沢直樹」以来の共演となる堺雅人&井川遥
「半沢直樹」以来の共演となる堺雅人&井川遥

 俳優の堺雅人が22日、都内で行われた映画『平場の月』(11月14日公開)の製作報告会見に登壇。ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」、映画『花束みたいな恋をした』など数々のヒット作を手掛ける土井裕泰監督とのタッグを期待した30年間や、2020年放送の日曜劇場「半沢直樹」で共演して以来の井川遥との撮影などを振り返った。この日は、堺や井川、土井監督のほか、中村ゆりでんでん吉瀬美智子坂元愛登一色香澄も来場した。

【動画・トークノーカット】井川遥、中村ゆり、吉瀬美智子ら美の共演!製作報告会見の様子

 原作は、第32回山本周五郎賞を受賞し、第161回直木賞にノミネートされた朝倉かすみによる同名小説。様々な人生経験を積んだ中学時代の同級生が35年振りに再会し、心を通わせていく物語。映像化には、30社以上が手を挙げたという。

ADVERTISEMENT

 8年ぶりの映画主演となる堺が演じる青砥健将は、妻と別れ、地元の印刷会社に再就職して平穏に暮らす普通の男。堺は「(オファーを受けた)理由は忘れちゃったんですけど、気がついたら原作を夢中になって読んでいました。何度読んでも面白いし、読めば読むほど新たな発見があるし、じわじわ来る小説でした。気がついたら『平場の月』の世界に入っていました」とクランクイン前を振り返る。

 “現代劇のラブストーリー”は初挑戦だそうで、堺は「(自分でも)驚きました。でも、お相手が井川さんだったので何の苦労もなく、全部相談してやっていけました。井川さんのことをますます魅力的だなと思いました」と吐露。「半沢直樹」以来の共演ということで、井川は「(半沢は)いつも作戦を……」とこぼすと、堺もうなずきながら「作戦ばかり練っていた。今回は作戦を練らない系の(役)」と笑った。

 堺は一方で、早稲田大学の演劇サークルの先輩後輩という間柄の土井監督には恨み節。「TBSにいらっしゃるのは知っていて、大先輩なので使ってくれるだろうと思っていた。そこから30年。今回初めて。満を持して。『堺くん、暇?』とか言ってくださるのをずっと待っていたんです」と打ち明けると、土井監督は「僕もいつかご一緒したいと思いながら機会をうかがっていたんですけど、そうこうしているうちに国民的な手の届かないところに……」と釈明。しかし、念願が叶った事実は堺と同じ。土井監督は「最近あまり見ていなかった、国家の機密などを背負っていない堺さん。普通の50歳の人。ちゃんとダメなところがあるからこそ愛せる役」と青砥について説明し、「仕事ができて本当に楽しかったです」と堺との初タッグを喜んだ。(錦怜那)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT