「べらぼう」桐谷健太の大田南畝が初登場! 「収録の日はなぜか拍手して終わったりして(笑)」

横浜流星主演の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜NHK総合よる8時~ほか)の25日放送・第20回で初登場する狂歌師、幕臣の大田南畝(四方赤良)。演じる桐谷健太が、本作で描かれる南畝の人物像や撮影現場の様子についてコメントを寄せた。
大河ドラマへの出演は、「龍馬伝」(2010)、「いだてん~東京オリムピック噺~」(2019)に続き3作目となる桐谷。演じる大田南畝(おおた・なんぼ)は、牛込の御徒組屋敷で生まれ育った幕臣。十代で出した狂詩集「寝惚先生文集」で一躍その名をとどろかせ、その後「四方赤良(よもの・あから)」という狂名で、天明狂歌をけん引する存在となる。批評家、戯作者など多彩な一面も持ち合わせ、蔦屋重三郎(横浜流星)とは、南畝が書いた黄表紙評判記「菊寿草」をきっかけに、交流がスタートする。無類の酒好きでもある。
「南畝は、とっても明るい人なので、自分もすごく楽しくやってます。 収録の日は、なぜかみんな拍手して終わったりして(笑)。そういうのも、うれしいですよね」と撮影を満喫している様子の桐谷。劇中では狂歌独特のせりふ回しもあり、「南畝は、すごく言葉遊びをしていた方なので、それに音を合わせて言ってみたり、自分なりにやっているんですけど、せりふの一つ一つが頭に残るというか、こびりつくというか。どういう詠み方を、歌い方をしていたか実際に分かる人はもういないので、感覚とその場の空気感で、自分なりの南畝としての詠み方をいい感じでやれていると思います」とアプローチに触れる。
初登場に向け「激動の時代に『めでたいめでたい』と言いながら、世の中を明るくしようとした南畝の生きざまを微笑ましく見ていただけたらうれしいです」と視聴者に呼び掛けている。
第20回「寝惚(ぼ)けて候」では蔦重が「菊寿草」(批評本)で自身の本を高く評価され、書物問屋の須原屋(里見浩太朗)と共に大田南畝を訪ねる。そこで蔦重は南畝から今江戸で人気の狂歌の会への誘いを受ける。(石川友里恵)


