ガル・ガドット主演映画の撮影現場で抗議活動 親パレスチナ派5人が逮捕

ガル・ガドット主演映画『ザ・ランナー(原題) / The Runner』のロンドン中心部での撮影現場において、抗議活動を行った親パレスチナ派5人が逮捕された。Deadlineなどが報じた。
『ザ・ランナー(原題)』は、ガルふんする敏腕弁護士が電話で届く謎の指示に従い、誘拐された息子を救うためにロンドン中を駆け巡るさまを描く。ロンドン警視庁によると、デモ参加者は過去数週間、ロンドンのさまざまな場所で行われた同作の撮影を妨害していたのだという。
ロンドン警視庁は同作が標的にされたのは、「単に出演女優がイスラエル人だから」だと説明。現地時間28日、ウェストミンスターの撮影現場にて嫌がらせと不法な妨害の疑いで3人が逮捕され、以前の抗議活動に関連してさらに2人が逮捕された。ロンドン警視庁は「平和的な抗議活動の重要性は重々承知しているが、それが深刻な混乱や犯罪に発展する場合、われわれには介入する義務がある」とコメントしている。
イスラエル出身のガルは18歳から2年間、イスラエル国防軍での務めを果たし、イスラエルのガザ侵攻を支持していることで知られる。今年3月に米ロサンゼルスの「ウォーク・オブ・フェイム」でハリウッドの殿堂入りを記念したセレモニーに出席した際にも、会場周辺で親パレスチナ派と親イスラエル派の小競り合いが起きていた。(朝倉健人)


