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「大量虐殺」とイスラエルを非難した『スクリーム』女優、解雇される

メリッサ・バレラ
メリッサ・バレラ - Jamie McCarthy / WireImage / Getty Images

 イスラム組織ハマスによる大規模な奇襲攻撃後、ガザ地区への激しい空爆と地上侵攻を続けてきたイスラエルを「大量虐殺」と非難したメキシコ人女優メリッサ・バレラが、映画『スクリーム』シリーズ第7弾から解雇された。

【画像】美しい…メリッサ・バレラ

 The Hollywood Reporter によると、『イン・ザ・ハイツ』でも知られるメリッサは「ガザは現在、強制収容所のように扱われている。皆を追い詰め、逃げ場はなく、電気や水もない」「人々は歴史から何も学んでいない。そしてその歴史通り、全てが起こるのをただ黙って観ているだけ。これは大量虐殺で、民族浄化だ」などとInstagramストーリーで声を上げていたのだという。

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 ハリウッドは基本的に親イスラエルであり、メリッサのこうした投稿が問題視され、『スクリーム』(2022)及び『スクリーム6』(2023)で主演を務めた彼女はシリーズ第7弾から解雇されることに。『スクリーム』シリーズの映画制作会社スパイグラスは「スパイグラスの立場は明白です。われわれは反ユダヤ主義や、大量虐殺・民族浄化への虚偽の言及、ホロコーストの歪曲、露骨にヘイトスピーチの一線を越えるものを含む、いかなる形の憎しみの扇動も一切容認しません」と解雇理由について声明を出した。

 『テルマ&ルイーズ』や『デッドマン・ウォーキング』などの大女優スーザン・サランドンも、親パレスチナの集会に参加して「現在は多くの人々がユダヤ人であることを恐れており、この国でイスラム教徒でいることがどういうことか──彼らは頻繁に暴力の的になっている──を経験している」と、アメリカのユダヤ人が反ユダヤ主義の高まりに恐怖を感じていると語ったことで、エージェント会社UTAから切られた。

 また、Varietyによると、エージェント会社CAAのトップエージェントで映画部門の共同主任だったマハ・ダッキルも「大量虐殺を目の当たりにするよりも悲痛なことは何か? それは、“大量虐殺など起きていないとされてしまうこと”を目の当たりにすること」とInstagramに投稿し、共同主任の職務を解かれることに。ダッキルのクライアントであるトム・クルーズがCAAに自ら出向き、彼女を支援すると表明したことから、エージェントとしては会社に残れたのだという。(編集部・市川遥)

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