鬼畜…「べらぼう」えなりかずきの怪演に衝撃!「狂ってる」「サイコパス」

横浜流星主演の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜NHK総合よる8時~ほか)の1日放送・第21回で、えなりかずき演じる松前道廣(まつまえ・みちひろ)が初登場。姿を現すなり、その非道なキャラクターにSNSでは驚きや戦慄の声で沸いた(※一部ネタバレあり)。
えなりが演じるのは、松前藩第八代藩主・松前道廣。時には行き過ぎた行動も平気でやってのける奔放な性格を持つ。御三卿の一橋治済(生田斗真)などとも親交があり、蝦夷(えぞ)の上知を進めようとする田沼意次(渡辺謙)に対して、政治的な駆け引きを実行していく……という役どころ。
~以下、第21回のネタバレを含みます~
初登場シーンは、治済や意次が集まる松前藩での江戸屋敷での花見で射撃の腕前を披露する場面。かつて松前で勘定奉行を務めていた湊という男いわく、道廣は「北辺に巣くう鬼」。花見の宴席では、道廣が粗相をした家来の妻を射的の小皿を取り付けた木に縛り付け、命をもてあそぶ極悪非道ぶりで、まるで倫理観が抜け落ちてしまったかのような人物。必死に命乞いをする家来に、道廣はにこやかに「何でもすると許しを乞うたのはお前ではないか。そのうえまだ私に望むとは欲深な夫婦であることよ」と言い放つと、妻も家来もあまりの恐怖に気絶してしまった。
その様子を見ていた意次は治済に「お前もどうだ」と勧められると穏便に拒否。すると道廣は「ご心配なさらずとも的は当家から“いくらでも”お出ししますゆえ」と、戦慄の言葉を放った。ドン引きする意次と同様、視聴者もショックを受け「悪~」「鬼畜だわ」「すごい暴君」「狂ってる」「悪趣味すぎる」「怖すぎる」「邪悪」「ヤバすぎだろ」「わかりやすくサイコパス」「想像以上にクズな役」と戦慄の声が続々。えなりが、かつてドラマ「渡る世間は鬼ばかり」などで国民的人気子役として活躍していたとあって、あまりのギャップに「あのえなりくんがこんなえぐい役を…」「暗黒えなりかずき」「悪えなりかずき」とショックを受けると同時に、突き抜けたヒールぶりが「ハマってる」「もっとこういう役やってほしい」と反響も。
さらに、意知の調査によると道廣は家中を恐怖で従わせ、蝦夷の民にはひどい仕打ちを行い、オロシャとの抜荷(密貿易)で莫大な利を得ているという。「類は友を呼ぶ」というが、治済ともかなり懇意な様子。
えなりにとって本作が大河ドラマ初出演となり、出演が発表された際には念願かなっての出演に「10歳で初めてNHKに仕事で伺った際、大河ドラマ(おそらく「八代将軍吉宗」?)を撮影中のスタジオを発見し「いつかあのスタジオでも仕事をしたい!」と心に誓いました。“30年後に達成できるよ!”と、あの時の自分に言ってあげたいです。松前道廣は、名家の重圧もあったのでしょう、生まれもっての権力を最大限に行使しますが、本人にとっては“正義”であり、ちょっときつめの“指導"なのです。一生懸命演じます」と意気込みを語っていた。(石川友里恵)


