「べらぼう」誰袖の恋に急展開!大胆過ぎるアプローチに物議

横浜流星主演の大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(毎週日曜NHK総合よる8時~ほか)の1日放送・第21回で、福原遥演じる花魁・誰袖の恋愛事情が急展開を迎え、誰袖の驚くべき大胆さとしたたかさに驚きの声が相次いだ(※一部ネタバレあり)。
誰袖といえば、少女のころから蔦重(横浜)一筋。父の大文字屋(伊藤淳史)が亡くなる前には、蔦重に500両で身請けすることを認める遺言書を書き残させるなど、着々と計画を進めていた誰袖だが、第21話では新たな出会いを経て突然の心変わり。恋に落ちる瞬間に華やぐと同時に、危ない橋を渡って駆け引きしようとする姿を不安視する声もあった。
~以下、第21回のネタバレを含みます~
新たな恋の相手は、田沼意次(渡辺謙)の息子・意知(宮沢氷魚)。意知は、蝦夷地の上地(領地を召し上げること)計画を進めるために「花雲助」と名を偽って暗躍。意次の腹心で、蝦夷通の土山宗次郎(柳俊太郎)らの花見に参加。駿河屋で開かれた宴席には土山の相方である誰袖が招かれ、同席した大田南畝(桐谷健太)らはその美しさにうっとり。土山に「紙入れの中がすっからかんで寂しゅうありんす」とおねだりして紙花をせしめた誰袖だが、意知の姿に目を留めるとたちまち心を奪われた様子。
絵に描いたような「恋に落ちる瞬間」に、SNSでは「おや?」「蔦重はどうした?」「恋が始まっちゃう?」「これは恋?カモ?」「わかりやすいw」「一目ぼれ?」「誰袖のイケメンサーチ」「ロックオンしすぎ!」「イケメン好きなんだな」と盛り上がるも、その後の展開が物議を醸すことに。
誰袖は、宴席の場で意知の企みを盗み聞きしていたようで、大胆にも土山を介して意知に「ぜひ折り入ってお話したきことが。蝦夷の桜につきんして(うふ)」との手紙を贈った。土山は意知に「(松前と通じていることはないと思うが)あれはしたたか者。事情をかぎつければゆすってくるかもしれませぬ」と言い、初めは警戒していた意知だが、背に腹は代えられないとばかりに誰袖の元へ。誰袖は「抜荷の証などを探しておられるご様子。わっちはお力になれるのでは」といい、「間者の褒美に金が欲しいということか」と問う意知に「金よりもっと欲しいもの」を持ち掛け、驚かせた。
危ない一手で意知に接近する誰袖に、「したたか者」「食えない奴だな」「誰袖、強い」と驚きの声が上がっていたが同時に「誰袖の変わり身の速さ」「スパイ行為に出たか」「大丈夫?」「ヤバい巻き込まれる」「とんでもない事に首を突っ込む誰袖」「誰袖、消されそう」と不安視する声も多く見られた。
意知と密会する前には神社で手を合わせていた誰袖。彼への思いが打算なのか、恋なのか。二人の関係の行方が注目される。(石川友里恵)


