実写版『リロ&スティッチ』公開2週目で世界興収890億円!
全米ボックスオフィス考

先週末(5月30日~6月1日)の全米ボックスオフィスランキングが発表され、ディズニー実写版『リロ&スティッチ』が興行収入6,180万8,626ドル(約90億円)を上げて2週連続となる首位を獲得した。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル145円計算)
前回、戦没将兵追悼記念日(メモリアル・デー)を含む4日間オープニング興収で、2022年公開の『トップガン マーヴェリック』を抜いて歴代最高を記録する大ヒットスタートを切った同作。前週比57.7%ダウンに抑えるなど2週目も順調で、累計興収は2億7,893万108ドル(約404億円)に到達し、『罪人たち』を抜いて2025年公開作の興収ランキングで早くも2位に入った。現状の1位は興収4億2,296万5,861ドル(約613億円)を上げている4月公開の『マインクラフト/ザ・ムービー』だ。
ちなみに『リロ&スティッチ』の世界興収は6億1,345万8,645ドル(約890億円)に達しており、これは『マインクラフト/ザ・ムービー』より早いペースとなっている。
『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』は前週比57.5%ダウンの興収2,721万8,020ドル(約39億円)で2週連続の2位。累計興収は1億2,253万6,128ドル(約178億円)、世界興収は3億5,373万6,128ドル(約513億円)となっている。
初登場組では、ジャッキー・チェン、ラルフ・マッチオら出演の武道ドラマ『ベスト・キッド:レジェンズ』が興収2,030万2,016ドル(約29億円)で3位に、オーストラリアのホラー映画『ブリング・ハー・バック(原題) / Bring Her Back』が興収708万1,501ドル(約10億円)で5位にランクインした。『ベスト・キッド:レジェンズ』は、オリジナル版『ベスト・キッド』(1984)シリーズとその後を描いたドラマ「コブラ会」(2018~2025)、そしてリメイク版『ベスト・キッド』(2010)のユニバースをつなげた作品。『ブリング・ハー・バック(原題)』はA24配給で、『シェイプ・オブ・ウォーター』などのサリー・ホーキンスも出演している。(編集部・市川遥)
5月30日~6月1日の全米ボックスオフィスランキングは以下の通り。()は先週の順位。
1(1)『リロ&スティッチ』
2(2)『ミッション:インポッシブル/ファイナル・レコニング』
3(初)『ベスト・キッド:レジェンズ』
4(3)『ファイナル・デスティネーション:ブラッドライン(原題) / Final Destination: Bloodlines』
5(初)『ブリング・ハー・バック(原題) / Bring Her Back』
6(5)『罪人たち』
7(4)『サンダーボルツ*』
8(7)『フレンドシップ(原題) / Friendship』
9(6)『ザ・ラスト・ロデオ(原題) / The Last Rodeo』
10(初)『j-hope Tour 'HOPE ON THE STAGE' in JAPAN』


