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26年春の朝ドラ「風、薫る」ダブルヒロイン・上坂樹里、起用の理由は?

朝ドラ114作目「風、薫る」主演の上坂樹里と見上愛
朝ドラ114作目「風、薫る」主演の上坂樹里と見上愛

 2026年度前期の連続テレビ小説「風、薫る」(2026年春放送予定)主演会見が3日、東京・NHK放送センターにて行われ、見上愛が演じる主人公・一ノ瀬りんと“最強バディ”を組むもう一人の主人公・大家直美役に上坂樹里が決定したことが発表され、松園武大(制作統括)が起用理由を語った。

【画像】かわいすぎる見上愛&上坂樹里「風、薫る」ダブル主演!

 朝ドラ114作目となる本作は、まだ女性の職業が確立されていなかった明治期を舞台に、考え方もやり方も違う二人のトレインドナース(正規に訓練された看護師)をモチーフに描いたバディドラマ。看護婦養成所を卒業した一ノ瀬りん(見上)と大家直美(上坂)が、患者や医師たちとの向き合い方に悩み、ぶつかり、成長していく中で“最強バディ”となり、まだ見ぬ世界を切り拓いていく。田中ひかる著の「明治のナイチンゲール 大関和物語」を原案に、大関和さん(1858-1932)と鈴木雅さん(1857-1940)をモチーフとするが、激動の時代を生きた二人のナースとその仲間たちの波乱万丈の物語として再構成し、フィクションとして描く。脚本は吉澤智子

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 松園制作統括は大家直美というキャラクターについて「生まれてすぐに親に捨てられ、キリスト教の教会を転々として育てられたという設定。故郷といえるような場所はなく、心から家族と呼べる人もいない。恵まれたとはいえない環境の中でも彼女は生き抜くことを諦めない。そのためには多少の嘘やズルさもいとわない人物」と説明する。

 オーディションは1月下旬から4か月間かけて行われ、参加者2,410人の中から上坂が選ばれた。松園制作統括は「上坂さんは随所にとんでもない輝きを放つ人でした。友人の話を聞いて怒る時、悪巧みを思いついたような時、伝えたい何かを言い出せない時、いろんな局面で上坂さんのお芝居に釘付けになる瞬間がありました」と振り返る。そして、「凛とした佇まいと奥底にあるたくましさ。それは、どんな苦境にあっても生き抜くことを諦めない大家直美という人物像と重なって見えました。上坂さんが演じる直美の姿が自然と脳裏に浮かんで、見上さんが演じる一ノ瀬りんとのバディを想像した時、ものすごい胸の高鳴りを感じました。この二人だったら必ず風を起こせると確信しました」と力を込める。

 二人が演じる年代にも言及。「子役時代はなく17歳ぐらいから始まる予定で、最終的にはわりとお年を召した状態までいくかな」と話す松園制作統括は、「二人とも第1話から登場しますか?」という記者からの質問には「放送をお楽しみにしていただくということでいいですか?」と笑顔で言葉を濁した。(錦怜那)

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