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「ウルトラマンオメガ」近藤頌利、31歳で特撮ヒーロー変身「夢は諦めずに思い続けていると叶う」

ウルトラマンオメガの変身を披露した近藤頌利(中央)
ウルトラマンオメガの変身を披露した近藤頌利(中央)

 ウルトラマン新テレビシリーズ「ウルトラマンオメガ」(7月5日午前9時スタート・テレビ東京系6ネット)のプレミア発表会が12日、esports 銀座 studioで行われ、メインキャストの近藤頌利吉田晴登工藤綾乃、オープニング主題歌を担当するASH、前期エンディングテーマを担当するMindaRyn(マイダリン)、メイン監督の武居正能が登壇した。

【動画】「ウルトラマンオメガ」パートナー怪獣2体を初披露!プレミア発表会の様子

 本作は、記憶を失った宇宙人オメガ=オオキダ ソラト(近藤)が、赤き宇宙ブーメラン「オメガスラッガー」をシンボルに持つ光の巨人・ウルトラマンオメガに変身し、次々と出現する巨大生物「怪獣」に立ち向かう特撮アクション。

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 会場には、本作を一足早く鑑賞できるファンが多数来場した。熱気あふれる場内を目の当たりにした近藤は「この間の『ウルトラマンアーク』とのバトンタッチの時は僕ひとりだけだったんですが、今日、仲間たちと一緒に舞台に立てることはすごくしあわせです」と笑顔を見せる。

 そんな近藤にとって、特撮ヒーローで主演を務めるのは夢だったという。「本当に小さい頃から『ウルトラマン』を観ていて。ソフビとかでずっと遊んでいた少年だったので。まさか自分がウルトラマンになるとは思っていなかった。僕は『ティガ』と『ダイナ』を観て育ったので、役者としての目標でしたし、役者として特撮ヒーローになるのは憧れでした。でも20代後半になり、30歳になって、正直変身することをあきらめていました。でもあきらめた時に出られることになって。自分としてはより感動しました」という近藤。「20歳くらいに夢を持って芸能界に入って。夢というのは、ずっと諦めずに思い続けていると叶うんだぞと、少年の頃の自分に言いたいですね」と感慨深げに付け加えた。

コウセイが操るメテオカイジュウも駆けつける!

 ソラトの相棒となるホシミ コウセイ役の吉田は、本シリーズへの参加をサプライズで知らされたという。「事務所の社長から、別の作品の読み合わせがあるということで事務所に呼び出されて。本読みをしていたら台本の最後のページに『ホシミ コウセイ役が決まりました』と書いてあって。僕が子役からやってきて積み上げたものがちょっと報われたような気がして泣き崩れました」とコメント。すると近藤が「僕はマネジャーさんから、シュワッチシュワッチと電話がかかってきて知りました。それを新聞のインタビューで話したんですけど、後日談があって。そのマネジャーが『あれ言ったの誰?』と聞いてきたんですけど、『あなたしかいないですよ』と言いました」と笑いながらコメントし、会場を沸かせた。

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 ソラトやコウセイと運命を共にするイチドウ アユム役の工藤は、「わたしは弟がいるので、けっこう小さい時から熊本にある『ウルトラマンランド』というところによく行っていて。女性ですが、小さい頃からウルトラマンに触れて過ごしていたんですけど、まさか自分がヒロインとして参加するとは思ってなかったので。ご縁があって良かったなと思います」としみじみ語った。

 本作は、日本語も含めて世界15カ国語で配信される。近藤は「自分に吹き替えがつくなんて思ってもみなかった」と驚き、「これって変な感情でした。自分を観ているのに自分じゃないような。『I’m オメガ』と英語をしゃべっていたので、また違う感動が生まれました。一気に海外で仕事をしたような気分になりました。僕は日本語版もたくさん観ますけど、他の言語もたくさん観て、モノマネをしてみたい」とワクワクした気持ちが止まらない様子だった。

笑顔がまぶしい!イチドウ アユム役の工藤綾乃

 作品に込めた思いについて、武居メイン監督は「今回は地球防衛隊ではなく、太陽倉庫商会というところが舞台なんですけど、青年たちが記憶を失った宇宙人と仲間になって。友情を深めていく。そういう子どもたちにとっては親近感が持てるヒーローをつくっていこうと。今日も3人でワチャワチャやっていましたけど、そうした明るい雰囲気の作品になっているので。そういうところを観ていただきつつ、特撮に関しても、僕としてはやったことがない大きな仕掛けがあったりして。特に1話の冒頭は、ビックリするような映像をつくっているので。また新しいドラマの表現を広げる作品になっているんじゃないかなと思うので、ぜひ期待していただければ」と期待をあおった。

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 そんな大盛り上がりの発表会見が終わると、第1話の最速上映会が行われた。迫力の映像に食い入るように鑑賞していたファンは、上映が終わるやいなや万雷の拍手。キャスト陣と一緒に再登壇した武居監督が「スタッフ、関係者以外では今日、皆さんに世界で初めて『オメガ』の1話をご覧いただきました。どうでしたか?」と尋ねると、会場からはさらに大きな拍手がおこった。

 最後に近藤が「こうして1話を観ていただいた後に登壇すると、さっきと違うソワソワした感じがありますが、1話が届いたと思うと、ホッとした気持ちがあります。これから『オメガ』という新しいヒーローの物語がはじまります。皆さんは応援隊員ということで来ていただいていますが、僕たちの座組には隊員がいなくて。ソラト的な言葉で言うと、応援してくれるお友だちかなと思っています。なので、皆でこれから『オメガ』を皆で盛り上げて、皆で楽しめていけたらなと思っています」と切り出すと、最後に「また7月5日に会いましょう!」と会場に呼びかけた。(取材・文:壬生智裕)

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