バイク×ロック×バイオレンス!石井岳龍『狂い咲きサンダーロード』45周年記念再上映決定

『爆裂都市 BURST CITY』(1982)、『逆噴射家族』(1984)、『箱男』(2024)などの石井岳龍(旧名:石井聰亙)監督の映画『狂い咲きサンダーロード』(1980)が、公開から45周年を記念して、8月22日より特別再上映されることが決定した。
【動画】やってやろうじゃねえよ!『狂い咲きサンダーロード』特報映像
『狂い咲きサンダーロード』は、石井監督が日本大学藝術学部映画学科在籍時、23歳の若さで卒業制作として発表したインディペンデント作品。幻の街「サンダーロード」を舞台に、暴走族の同輩や、自分たちを取り込もうとする政治結社に反抗する若者の戦いを、バイク、ロック、バイオレンス要素満載で描き、今なお多くの熱狂的なファンを生み続ける伝説的作品だ。
決定にあわせて新たな特報映像も公開。山田辰夫さんが演じる主人公・仁が率いる魔墓呂死特攻隊が、闇夜にバイクで襲撃作戦を始める映画の幕開けを皮切りに、疾走するバイク、反骨精神あふれる男たちの姿、そして仁の名台詞「やってやろうじゃねえよ!」に至るまで、本作の魅力を詰め込んだ仕上がりになっている。
石井監督は、上映にあたり「この映画は、やはり、映画館のスクリーン×映画館の音響で、ぞんぶんに堪能しつくして欲しい。この貴重体験はあなただけのものです」とコメント。また、美術・音楽を担当した、泉谷しげるは「この映画の美術デザインをしたのはオレだが、石井聰亙は、デザインなんざ軽く凌駕し、圧倒的な熱狂を画面に具現化してくれた最高の監督である」と絶賛している。
今回の復活上映は、オリジナル16mmネガからリマスターされた「オリジナルネガ・リマスター版」での上映となり、このリマスター版は、2016年に石井監督、撮影の笠松則通が全面的に監修し制作された、現在本作を観る上でベストな状態。今回の上映のメイン館となるシネマート新宿では、公開初日の8月22日に記念イベントの実施を予定している。なお、東京以外でも、名古屋、関西などをはじめ全国各地で監督らによる舞台あいさつが実施される予定。
また、復活上映にあたって、テロファクトリー、ハードコアチョコレート、スパイダーウェブ、Go to Motoなどのブランドとのタイアップが決定。限定発売となる主人公・仁のソフビフィギュアをはじめ、Tシャツ、ステッカー、キャップなどのアイテムが劇場で販売される(一部劇場を除く)。(編集部・入倉功一)
映画『狂い咲きサンダーロード』は8月22日よりシネマート新宿ほか全国順次復活上映


