ライアン・クーグラー監督『罪人たち』全員“罪人”キャラクタービジュアルが一挙公開

映画『ブラックパンサー』のライアン・クーグラー監督が、マイケル・B・ジョーダンと再びタッグを組んだサバイバルホラー『罪人たち』(6月20日全国公開)の劇場座席予約の開始(一部劇場を除く)に合わせて、キャラクタービジュアルとファイナル予告編が一挙公開された。
本作は、1930年代、アメリカ南部の田舎町を舞台に、一攫千金の夢を賭けた双子の兄弟が、人知を超えた者たちの狂乱に巻き込まれるサバイバルスリラー。クーグラー監督と撮影監督のオータム・デュラルド・アーカポーによる、IMAX70mmフィルムカメラとウルトラ・パナビジョンカメラを組み合わせて撮影された、圧倒的な没入感の映像も話題を呼んでいる。
クーグラー監督が自ら、脚本・監督・製作を務め、マイケルが主人公スモークとスタックの一人二役で主演。ヘイリー・スタインフェルド、マイルズ・ケイトン、ジャック・オコンネル、ウンミ・モサク、ジェイミー・ローソン、オマー・ベンソン・ミラー、デルロイ・リンドーら実力派俳優たちが共演。彼らが演じる9人のキャラクタービジュアルは、血のように真っ赤に染まり、タイトルを想起させる「WE ARE ALL SINNERS」の言葉が。彼ら“罪人たち”の誰が生き残るのかも気になる仕上がりだ。
4月18日に全米公開された本作は、完全オリジナル映画として過去10年間で国内最大のオープニング成績となる興行収入4,800万ドルを記録し、世界累計興収は3億6,000万ドル(約523億円)を突破。また、大手映画レビューサイト Rotten Tomatoes では、批評家スコア98パーセント、観客スコア97パーセントの高評価をたたき出し、映画館の出口調査に基づく「CinemaScore」では、同サービス史上初(過去35年間)となる、ホラージャンル作品でA評価を獲得した。(数字は Box Office Mojo 調べ、1ドル145円計算)
スタッフには、アカデミー賞に輝く美術デザイナーのハンナ・ビークラー、作曲家ルートヴィッヒ・ヨーランソン、衣装デザイナーのルース・E・カーターら『ブラックパンサー』チームが再集結する。
『罪人たち』キャラクタービジュアルは以下の通り。(編集部・入倉功一)
サミー
ライアン・クーグラー監督に見いだされた新星マイルズ・ケイトンは生粋のブルース・ミュージシャン、サミーを演じる。厳格な神父を父に持つ彼は、ダンスホールで禁じられた歌を熱唱。過去・現代・未来のあらゆる時代を超えたその歌声は、“招かざる客たち”まで呼び寄せてしまう。音楽のルドウィグ・ゴランソンが「紛れもなく天才」と賞賛する彼が歌う「I Lied to You」のパフォーマンスは必見にして必聴。
スモーク&スタック
主演のマイケル・B・ジョーダンが一人二役で演じる一卵性双生児の兄弟。二人はシカゴで稼いだ裏金を元手に、一攫千金の夢を賭けてダンスホールの開業を計画する。マイケル・B・ジョーダンによると兄の「スモークは重荷を抱えたような口数の少ない男」 で、弟の「スタックは軽快な男で、つらい時でも笑顔で動き回っている」 行動派だという。
メアリー
歌って踊れる女優ヘイリー・スタインフェルドは、双子の弟スタックの元恋人メアリーを演じている。裕福な家庭に嫁いだ彼女は、スタックとの未解決の問題を解決するために店にやってくる。
デルタ・スリム
スパイク・リー作品の常連俳優であるデルロイ・リンドーは、ひと癖ある地元のわけありブルースマン、デルタ・スリムを演じている。兄弟にスカウトされてダンスホールの開業初日で演奏する。
パーリン
ジェイミー・ローソンが扮する人妻のパーリンは、抑圧的な結婚生活から逃れるために、ダンスホールを訪れる。妖艶なダンスを披露した彼女はサミーとの禁断の関係を結ぶことになるのだが…
レミック
ジャック・オコンネルが演じるレミックは、ダンスホールに現れる“招かれざる客”。彼がどんなキャラクターなのかは、『罪人たち』の本編でとくとご確認いただきたい。
アニー
演技派女優ウンミ・モサクが演じるのはスモークの元恋人アニー。スモークとアニーの間には子がいたようだが…、ブードゥー魔術師であり、コミュニティの精神的指導者として生きる彼女は、7年ぶりに再会したスモークに誘われてダンスホールの開業を手伝うことになる。
コーンブレッド
両親がミシシッピ出身のオマー・ミラーは広大な畑で働く小作人コーンブレッドを演じている。人一倍大きな体躯を見込んだスモークとスタックからダンスホールのドアマン(用心棒)を依頼されるが、彼も罪人のひとりだ。


