実写版『リロ&スティッチ』リロ役、続編でガントゥ&エンジェルとの共演熱望【来日インタビュー】

ディズニー実写版『リロ&スティッチ』の続編製作が、“スティッチの日”とされる現地時間6月26日(日本時間27日)に正式発表された。発表前日、都内で行われた“スティッチの日”記念舞台あいさつに参加するため来日していた主演のマイア・ケアロハ(リロ役)がインタビューに応じ、続編で実現してほしいことを明かした。
今回の発表は、あくまで続編の製作を知らせるのみで、マイアの続投が正式に決まったわけではない。それでも、マイアは続編のオファーが届いたら「もちろん出演します!」と快諾するといい、「お芝居は、私にとって楽しいこと、やりたいことの一つなんです。続編があるなら、本当にハッピーだし、みんなにまた会いたい!」とワクワクした様子を見せた。
「もう5,000回くらい電話している(リロの姉・ナニ役の)シドニー・アグドンにもまた会えるし、デイヴィッド役のカイポ・ドゥドワにも会えるかもしれない」とマイアは楽しそうに続ける。1作目を手がけたディーン・フライシャー・キャンプ監督とは、撮影中にいたずらを仕掛け合うくらいに仲良くなったといい、「たとえば、動く目玉シールを椅子に貼っておいて、監督がそこに座ると、立ち上がったときにズボンの後ろに目玉がくっついているんです。私はそれを隠れて見てました(笑)」と告白。キャンプ監督の続投にも期待を寄せた。
続編が実現したら共演してみたいエイリアンを聞いてみると、マイアは第一に「ガントゥ大尉。私よりもすごく大きいし、登場したら嬉しい」と回答。銀河連邦議長の側近であるガントゥは、アニメーション版1作目の悪役ポジションで、脱走したスティッチを追いかけてハワイにやってきた。実写版には登場しておらず、プロデューサーのジョナサン・アイリヒは、初期段階でガントゥの実写版登場が検討されていたことを Entertainment Weekly に明かしている。
スティッチ以外の試作品エイリアンでは、「エンジェルが見てみたい。彼女の(撮影用)パペットをどうやって作るのか気になります」とマイア。エンジェルは、天才科学者ジャンバが作った試作品624号のことで、スティッチが恋焦がれるピンクカラーのエイリアンだ。キュートな見た目から放たれる美声は、聴いた者の行動思考を転換させてしまう能力があり、スティッチのイトコたちは悪い子に戻ってしまった。実写化が実現したら、スティッチのようにもふもふで可愛らしいエンジェルが期待できそうだ。
6月6日に日本公開された『リロ&スティッチ』は、25日までで興行収入19億4,690万円、観客動員134万9,056人の大ヒットを記録。全世界累計興収はすでに9億ドル(1,300億円・1ドル145円計算)を突破しており、続編決定が追い風となり、10億ドルの大台突破も期待されている。(取材・文:編集部・倉本拓弥)
映画『リロ&スティッチ』は全国公開中


