「私の夫と結婚して」横山裕のクズ夫ぶりに衝撃走る
小芝風花と佐藤健がダブル主演を務める Amazon Original ドラマ「私の夫と結婚して」（毎週金曜2話ずつ、5週にわたり配信）が27日より配信スタートとなり、視聴者の間では横山裕（SUPER EIGHT）演じる正真正銘のクズ男ぶりに衝撃が走っている（※一部ネタバレあり）。
本作は、韓国で漫画化、ドラマ化もされたNAVERウェブ小説「私の夫と結婚して」を、オスカー受賞映画『パラサイト 半地下の家族』（2019）を制作した韓国の大手エンターテインメント企業・CJ ENM と、ドラマ「愛の不時着」（2019）などのヒット作を生み出してきた韓国の制作会社スタジオドラゴンのタッグにより新たに映像化。親友と夫の裏切りにより命を落とした主人公・美紗（小芝風花）が、10年前にタイムリープし、親友と夫を破滅させようとリベンジを図るストーリー。横山は、美紗の一度目の人生の夫・平野友也を演じている。
～以下、第1・2話のネタバレを含みます～
配信前に公開された特別映像内では、横山が「初めて演じるタイプの役」「“え、あの役やるの？”ってすっごい言われたんですよ」と語っていた友也。第1話は、重い病で死にゆく美紗が一時帰宅した際に友也と親友の麗奈（白石聖）の浮気現場を目撃したうえに、二人の手にかかって殺される……という最悪なシナリオから始まる。浮気を目撃された際に開き直り、罵詈雑言を浴びせる友也の醜態には絶句するファンも多かったはずだ。
美紗が10年前にタイムリープし、リベンジを決意してからは一度目の人生では見ようとしなかった友也のクズっぷりに衝撃を受ける場面が連続。例えば麗奈の彼氏も含めたバーでのラグビー観戦から一足先に帰宅した美紗に対する友也の気遣いの言葉は、「気後れしちゃったんだよね。美紗は俺の周りにいる女の子と比べたら地味なタイプだし、不安になっちゃうのもわかるけど“釣り合うとか釣り合わない”とか、人の目なんか関係ないから。自信なくしちゃだめだよ」という上目線＆勘違いも甚だしいもの。
美紗いわく友也は「マザコンだし、自己チューだし、モラハラだし、超ド級のナルシスト」「家事もしない、出世もしない。なのに自己評価だけはストップ高」。「なんでこの人の本質を見抜けなかったんだろう」と心の中で頭を抱える美紗に共感する人も多かったようで、26日に行われたイベントで横山が自分でも「気持ちが本当にわからない」といっていた友也に対して「顔は横山くんなのにめちゃくちゃ気持ち悪い男で泣いてる」「横山裕くんのこと嫌いになりそう笑」「清々しいほどのクソっぷり」「ありえないほどのクズ男」とショックを受ける声が相次ぎ、同時に「横山くんいい感じでキモい」「サイテ～男でたのしい」「思った以上に横山さんドクズ役だったー！」と横山の新境地を満喫する声で沸いている。
撮影現場では「友也、気持ち悪いよ！」がアン・ギルホ監督からの誉め言葉だったという横山。韓国版ではイ・イギョンがクズ夫パク・ミンファンを熱演。韓国版では16話全エピソードにおいて同情の余地ゼロのダメ男だったが、日本版では同じ路線なのかアレンジされるのか。さらなる暴走に期待が高まる。（石川友里恵）