「ルパン三世」新作映画“サリファガールズ”役で歴代声優が参加【コメントあり】
全国公開中のアニメ「ルパン三世」シリーズ完全新作映画『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』に、歴代「ルパン三世」作品を支えた声優陣が参加していることが明かされた。（以下、映画の内容に一部触れています）
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本作は、「ルパン三世」単独では約30年ぶりとなる2D劇場版アニメーション完全新作。アニメ「LUPIN THE IIIRD」シリーズを手掛けてきた小池健が監督を務め、栗田貫一、大塚明夫、浪川大輔、沢城みゆき、山寺宏一らおなじみのキャストが集結。さらに最大の敵・ムオム役を片岡愛之助、ミステリアスな少女・サリファ役を森川葵、ムオムに仕える不気味な“ゴミ人間”役を空気階段（鈴木もぐら・水川かたまり）が務める。
今回ルパンたちが狙うのは、地図にも載っていない謎の島に眠るお宝。何かに導かれるようにして島にたどり着いたルパン一味は、24時間以内に死をもたらす毒霧が充満し、かつて兵器として使われ捨てられた"ゴミ人間"たちが徘徊する島を支配する異形の存在・ムオムに対峙する。
歴代「ルパン三世」声優が参加しているのが、物語の終盤で、島の奥深くへと足を踏み入れる峰不二子（沢城）の前に、少女サリファ（森川）が、クローンのように何人も立ち並ぶシーン。このサリファたちの声を、歴代の「ルパン三世」映画に出演した声優陣が担当している。
『ルパン三世 カリオストロの城』（1979）でクラリス役を務めた島本須美、『ルパン三世 DEAD OR ALIVE』（1996）でオリビア役を務めた高山みなみ、そして、若き日の石川五ェ門の死闘を描く小池健監督作『LUPIN THE IIIRD 血煙の石川五ェ門』（2017）に登場したサリファの声を務めた小堀幸らシリーズの節目を支えたレジェンドぞろい。さらに、金曜ロードショーのテレビスペシャル24作目「ルパン三世 princess of the breeze ～隠された空中都市～」（2013）で、当時2歳にして子供役で参加していた、栗田貫一の実の娘・ゆりあも、サリファの一人として声の出演を果たしている。
今回の参加について、島本、高山、小堀の3人はコメントを寄せ「現在まだ声優というお仕事をさせていただけるのは、この作品、そして宮崎駿監督との出会いがあったからだと思っています」（島本）など、それぞれの思いを語っている。コメント全文は以下の通り。（編集部・入倉功一）
島本須美・高山みなみ、小堀幸のコメント
＜島本須美＞
ーー『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』に出演した感想
とっても嬉しかったです。一番最初に出演させていただいたのは『ルパン三世 カリオストロの城』で、私自身声優一年目の作品でした。現在まだ声優というお仕事をさせていただけるのは、この作品、そして宮崎駿監督との出会いがあったからだと思っています。
ーールパンシリーズへの想い
シリーズでの出演は「さらば愛しきルパンよ」の時の一度だけ。今のキャスト声優さんとの共演は、今回初めてなので初心に帰ったような気持ちになりました。
＜高山みなみ＞
ーー『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』に出演した感想
最新作、おめでとうございます。参加させていただけて、とっても嬉しかったです。ご縁に感謝しております。台本を読みながら、「あ、わかったかも！」と、ニヤリとしちゃいました。スリリングなアクションはもちろん、ミステリー要素も楽しめます。完成品を早くスクリーンで観たいです。
ーールパンシリーズへの想い
子供の頃、初めて触れた「大人のアニメ」がルパン三世でした。劇場版「DEAD OR ALIVE」に参加させていただいたのですが、あれからもう30年なんですね。収録の時に、栗田さんがルパンのお声で発声練習をされていたのがとても印象的でした。今作を観た子供たちが大人になるまで、続いてほしい！ 不死身の作品です。
＜小堀幸＞
ーー『LUPIN THE IIIRD THE MOVIE 不死身の血族』に出演した感想
再びサリファちゃんに出会う機会を頂けて光栄です。前作での初登場時はミステリアスな女の子でしたが、今作の台本を読み込むにつれ「そういうことだったんだ…!!」と物語にぐんぐん惹き込まれ、万感の思いをセリフに込めさせて頂きました。チーム毎の収録だったのですが、マイク前に立つお嬢様に寄り添ってアドバイスをされる栗田さんのお姿や、先輩方やスタッフの皆さまの温かい眼差しが印象的な現場でした。
ーールパンシリーズへの想い
物心ついた頃にはルパンや五ェ門に憧れていました！ LUPIN THE IIIRD シリーズの世界観ではハードボイルドなかっこよさが更に強調されていて、表情や仕草一つひとつに思いっきり痺れます…!! 圧巻の映像と音楽、息を呑むやり取りを、ぜひ何度でも劇場でご覧くださいませ。