「アイアンハート」MCU新キャラ・フッドはロキを参考に「僕たちはロキにとても感情移入する」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)新ドラマ「アイアンハート」で主人公リリ・ウィリアムズ(ドミニク・ソーン)に試練を課す怪しい男パーカー・ロビンス/フッド。同キャラクターを演じるアンソニー・ラモスは、人気ヴィラン・ロキを参考に人物像を構築していったという。
生まれもった頭脳と型にはまらない思考で自作のパワードスーツを開発する、若き天才発明家リリを主人公とする本作。彼女を怪しげな組織に勧誘するフッド/パーカーは、二丁拳銃を携え、魔術のようなものを操るキャラクターだ。
アンソニーがフッドの役づくりで参考にしたロキは、“裏切り王子”として悪事を働く一方で、失敗を繰り返したり、兄であるソーとの強い絆を思わせたりと、天邪鬼な一面も持ち合わせている。ロキ役のトム・ヒドルストンが「ロキは自分がヒーローだと思っている」と語るように、自分の中の“正義”を貫いているものが、周囲からすると“悪”という意味でのヴィランも存在し、彼らは時に観客の共感を集める。
フッドもロキと同様に、思わず支持したくなる底知れぬ魅力が垣間見える。「ロキはMCUで最も興味深いキャラクターの一人だと思います。父や兄との関係なども描かれます。ロキというキャラクターには、とてもたくさんの要素があります。だからこそ、僕たちはロキにとても感情移入するんです。僕は、そういった要素をパーカーの中に見つけたかったんです」とアンソニーは熱弁。「彼はどのように育ったのか? たとえそれらが作品の中に登場しなかったとしても、少なくとも僕たち自身はそれらを把握しているんです」とも語っている。
全6話の本作は、2日から後半3話(4話~6話)が一挙配信となる。フッドがまとうマントの謎、彼が使う魔術のルーツなど、まだ明かされていないことも多い。アンソニーは「パーカーという男の背景を物語に組み込む余地はあります。機会があれば、今後、多分ほかの場所に反映することもできます」と今後のMCU作品での再登場にも前向きで、「もし(マーベル・スタジオ社長)ケヴィン・ファイギや(ドラマの製作総指揮)ライアン・クーグラーや、チームのみんなが、このキャラクターをもっと広げていこうと決めたらね」と付け加えた。(編集部・倉本拓弥)
「アイアンハート」ディズニープラスにて独占配信中


