スティッチ演じて20年 山寺宏一へスティッチ本人から感謝のメッセージ「オハナ。これからもずっと」
続編製作も決定したディズニー実写版『リロ&スティッチ』(全国公開中)で、スティッチの日本版声優を務めた山寺宏一。2003年公開のアニメーション版から数えて、スティッチの声を20年以上担当している山寺に向けて、スティッチ本人が感謝の気持ちを伝えるメッセージ動画が公開された。
山寺が確認しているモニターに映し出されたのは、満面の笑みでカメラを見つめるスティッチの姿。「スティッチ、あなたと一緒に旅をしてきた。20年以上も! 本当にありがとう」と感謝を述べたスティッチは、「スティッチと山ちゃんは、オハナ。これからもずっと」と山寺に呼びかける。サプライズメッセージを受け取った山寺は「うお!!」と嬉しそうに声をあげ、思わず笑みがこぼれた。
これまで数多くのディズニーキャラクターに声を当ててきた山寺だが、キャラクター本人から直接メッセージが届くのは初めてだという。「自分がスティッチをやってるのにスティッチからメッセージをもらうなんて不思議な経験です。ああいうスティッチ(本国版のスティッチ)みたいに喋りたいなと思ってやってきたので、非常に嬉しいですね」と感慨深そうに語り、20年以上寄り添ってきたスティッチについて「本当に家族みたいな、他人とは思えない大切な存在ですけども、強敵でもあるんです。大好きだけど、声優として表現するのが難しいキャラクターでもあるので、まさにやんちゃで暴れん坊な家族って感じです」と変わらぬ魅力を語った。
『リロ&スティッチ』は、両親を亡くした少女リロと姉のナニ、破壊生物として開発されたエイリアン・スティッチの奇跡の出会いと、オハナ(ハワイ語で家族)の大切さを活写したファンタジー。公開初日(6月6日)から7月2日までの国内興行収入は23億6,358万円、観客動員数は165万4,707人に到達。全世界興収は9億4,000万ドル(約136億円・1ドル145円計算)を突破している。(編集部・倉本拓弥)


