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ジェームズ・ガン監督が明かす!新『スーパーマン』と『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の共通点とは?

画像は『スーパーマン』より
画像は『スーパーマン』より - (C) & TM DC (C) 2025 WBEI

 アメコミヒーローの原点として、世代を超え世界中で愛され続けてきたスーパーマンの完全な新作となる映画『スーパーマン』(7月11日公開)の脚本・監督を務めるジェームズ・ガンが、自身が監督を務めた大ヒット作でもある『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』と本作の共通点を明かした。

【動画】映画『スーパーマン』第2弾本予告

 マーベル・スタジオで『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズを手掛け、宇宙のアウトローたちをヒーローでありながらも様々な傷や葛藤を抱えるリアルな存在として描き、世界的ヒットに導いたガン監督。その手法は『スーパーマン』にも色濃く反映されているという。ガン監督は2作品に共通する特徴として、「突拍子もない存在が現実の世界に存在したらどうなるのか? ということを徹底的に考え、現代を生きるヒーローのリアルを描いています」と明かしている。この考えは、ガン監督自身の映画製作におけるこだわりにも深く根ざしている。彼は次のように語る。

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スーパーマンとスーパードッグ

「僕はいつも“もしこれが現実だったら?”から始めるんです。もしもスーパーマンがいたら? もしスーパードッグがいたらどうするだろう? 『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』で喋るアライグマや木のヒューマノイドを描いたときもそうだった。どんなに突拍子もない存在でも、すべてを現実に基づかせようとするんです。それはスーパーマンでも同じでした」この言葉からは、どんなに非現実的な設定でも、そのキャラクターが現実世界に存在したらどうなるかを徹底的に突き詰めるガン監督のリアリズムへの追求がうかがえる。

宿敵のレックス・ルーサー

 本作では、スーパーマンと彼の宿敵レックス・ルーサーの戦いが描かれるが、それと同時に、スーパーマンを“希望の象徴”として支持する人々と、“脅威”として反発する人々の対立も描かれる。ルーサーは後者の象徴であり、単なる悪役ではなく「彼なりの正義」を信じて行動する存在だ。

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 ガン監督は「この映画の核心は、それぞれのキャラクターが世界をどう見ているかということにあります。そして彼らは皆、自分が正しい見方をしていると信じています。結局のところ、それがこの映画にとって重要な要素なんです」と語り、ヒーローとヴィランを単なる善悪の対立としてではなく、それぞれの信念の対立として描くことで、観る者の共感を呼ぶ人間味とリアリティに溢れた物語になっていることを明かした。(加賀美光希)

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