遠野なぎこさん死去 連続テレビ小説「すずらん」など 親族が報告「事故によるもの」

17日、俳優の遠野なぎこさんが亡くなったことを、本人の公式ブログを通じて親族が報告した。45歳だった。
ブログでは、親族一同名義で「このたび、遠野なぎこ(享年45歳)が永眠いたしましたことをご報告申し上げます」と報告。死因について「故人の名誉のため、死因についてもご説明申し上げます。 現在、警察の見解によりますと、事故によるものであり、自死ではございません」と伝えた。
さらに「故人は、生前も大切な愛猫のために日々懸命に生きておりました。 どうか、皆さまにおかれましても、その想いをご理解いただけますと幸いです」と続け、「故人が生前大切にしておりました愛猫は無事に保護され、現在は安心できる環境で元気に過ごしております。 どうぞご安心ください」と報告した。
そのうえで「突然のことで、関係者の皆さまにはご心配とご迷惑をおかけいたしますこと、深くお詫び申し上げます。 あわせて、これまで故人を支えてくださった皆さまに、心より御礼申し上げます」と感謝。
「葬儀につきましては近親者にて執り行う予定です。 ご理解とご配慮を賜りますようお願い申し上げます」と明かし「故人は俳優業に真摯に向き合い、さまざまな困難と闘いながら、懸命に生き抜いてまいりました。 その姿を、私たち親族一同、深く尊敬し、心から誇りに思っております」と結んでいる。
遠野さんは1979年生まれ、神奈川県出身。幼少期から子役として活躍し、特撮ドラマ「鳥人戦隊ジェットマン」などに出演(青木秋美名義)。1994年の「大家族ドラマ・嫁の出る幕」から遠野凪子を名乗り、大河ドラマ「八代将軍 吉宗」(1995)やドラマ「未成年」(1995)などに出演。1999年に連続テレビ小説「すずらん」でヒロイン・常盤萌を演じて人気を博した。2001年公開の映画『日本の黒い夏 冤罪』で映画批評家協会新人賞を受賞。2010年に現在の芸名に改名。飾らない本音と歯に衣着せぬ発言でバラエティー番組でも活躍した。(西村重人)


