『鬼滅の刃』無限城編ついに公開 1日40回上映の劇場も、興収404億円『無限列車編』超えに期待

人気アニメ「鬼滅の刃」の劇場版最新作『劇場版「鬼滅の刃」無限城編 第一章 猗窩座再来』が18日、ついに公開初日を迎えた。すでに深夜0時から全国11都道府県・24劇場で世界最速上映が行われ、都内の劇場では座席完売の上映回も続出している。
【画像】胡蝶しのぶが険しい表情…『無限城編 第一章』場面写真
「鬼滅の刃」は、累計発行部数2億部を突破した吾峠呼世晴による同名漫画を、ufotable制作でアニメーション化した作品。家族を鬼に殺された少年・竈門炭治郎が、鬼になった妹の禰豆子を人間に戻すため、鬼を狩ることを目的とした組織「鬼殺隊」へ入隊することから物語がスタートした。
シリーズは、2019年4月の「テレビアニメ『鬼滅の刃』竈門炭治郎 立志編」を皮切りに、2020年10月に『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』の公開、2021年から2022年にかけて「テレビアニメ『鬼滅の刃』 無限列車編」「テレビアニメ『鬼滅の刃』遊郭編」がオンエアされた。2023年2月には『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」上弦集結、そして刀鍛冶の里へ』が開催、同年4月から「テレビアニメ『鬼滅の刃』刀鍛冶の里編」が放送・配信。2024年2月には、145以上の国と地域で『ワールドツアー上映「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』が行われ、同年5月から「テレビアニメ『鬼滅の刃』柱稽古編」が放送・配信された。
「柱稽古編」では、来たる鬼との決戦に備えて、柱による合同強化訓練に挑んでいた炭治郎だったが、その最中、鬼殺隊の本部である産屋敷邸に、宿敵・鬼舞辻無惨が現れた。お館様の危機に駆けつけた柱たちと炭治郎だったが、無惨の手によって、鬼の根城「無限城」へと落とされてしまう。『劇場版「鬼滅の刃」無限城編』では、鬼殺隊と鬼の最終決戦が三部作構成で描かれる。
第一章の上映時間は2時間35分(155分)で、2020年公開の『無限列車編』の1時間57分(117分)よりも長尺だ。上映規模は全452館(通常393館+IMAX59館)に拡大され、都内のシネコンでは、ラージフォーマット上映を含め、1日40回上映する場所もある。劇場の大きさによってばらつきはあるが、待望の劇場版最新作とあって、最低でも15回~20回の上映回数が確保されている。すでに週末分のオンラインチケット販売が始まっており、ラージフォーマット上映は「残席わずか」の回がほとんど。『無限列車編』公開当時のように、チケット争奪戦が繰り広げられている。
『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は、国内累計興行収入404.3億円を記録(数字は興行通信社調べ)し、日本歴代興行収入ランキング1位(2025年7月13日現在)に君臨している。大台である興収100億円を公開わずか10日間という驚異的なスピードで突破し、コロナ禍での上映で社会現象を巻き起こしたことも記憶に新しい。今作でも、『無限列車編』級の興行成績を予想する声が多く、ロングラン上映を含め、今後の動向に期待が高まっている。(編集部・倉本拓弥)
※禰豆子の「禰」は「ネ+爾」が正式表記、鬼舞辻無惨の「辻」は点一つのしんにょうが正しい表記


