ADVERTISEMENT

松村北斗、『秒速5センチメートル』実写化に恐怖も 新海誠監督からの言葉に安堵「北斗くんでよかった」

実写版『秒速5センチメートル』主演の松村北斗
実写版『秒速5センチメートル』主演の松村北斗

 SixTONES松村北斗が27日、都内で行われた実写映画『秒速5センチメートル』(10月10日全国公開)の完成報告会に出席。原作者・新海誠監督が手がけたアニメーション映画『すずめの戸締まり』で声優を担当した松村は、新海監督が紡いだ名作アニメーションの実写化に「恐ろしいなという感情が一番に湧き上がってきた」と心境を吐露した。この日は、共演の高畑充希森七菜上田悠斗白山乃愛宮崎あおい吉岡秀隆奥山由之監督も参加した。

【画像】妊娠発表の高畑充希、黒ジャケット&スカートで魅了!

 本作は、小学校卒業と同時に離ればなれになった、惹かれ合う男女の時間と距離による変化を描いた新海監督のアニメーションを、『アット・ザ・ベンチ』などの奥山監督が実写映画化。主人公・遠野貴樹(松村)の小中学生時代、高校生時代、会社員時代を3つの短編アニメによる連作形式で描いた全63分の作品を、約2時間の長編映画に仕上げた。

ADVERTISEMENT

 本作で初の映画単独主演を飾った松村は「18年前に生まれて今日の日まで愛され続けてきた新海さんが作った『秒速5センチメートル』というものを実写化するということも、それを生身の人間が演じるんだということも、ワクワクする気持ちがある一方で、なんか得体の知れない恐怖、恐ろしいなという感情が一番に湧き上がってきました」と作品の企画書が届いた際の素直な気持ちを吐露する。

 さらに松村は、企画書の1ページ目をめくり「遠野貴樹」という名前の横に自分の名前が書いてあったことに「あの遠野貴樹を自分が演じるんだ」とさらに恐怖が舞い込んできたという。そんな恐怖を和らげてくれたのが、メガホンを取った奥山監督だった。松村は「2時間ぐらいかけて話をしてくださったんです。そのとき『僕はこの方と一緒にこの恐ろしいチャレンジをするんだ』と思ったら、ちょっと参加させてもらいたいと思えたんです。それだけすごい安心感と信頼感がありました」と振り返った。

 完成した作品を観た松村は「多くのキャストがいますけど、なんか全員が主人公と言ってもおかしくないぐらい、すべての登場人物がすごく特別なキャラクターに感じた」と語ると、だからこそ、客観的に映画を観ることができたという。

ADVERTISEMENT

 松村は「この映画に入る前に新海監督から『北斗くんの貴樹、見たいですね』って言ってくれたのがものすごく、ある意味チャレンジするきっかけの1つになっていたんです」と明かすと、映画を観終わった後「貴樹が北斗くんで本当によかった」と言葉をかけてもらい、「怖かったハードルをなんか飛び越えさせてくれました」と感謝を述べていた。

 本作は「第30回釜山国際映画祭」オープンシネマ部門に正式出品することが決定している。奥山監督は「本当光栄なことですし、緊張と高揚が入り混っています」と感想を述べると「相当長期間にわたって、春夏秋冬の四季をいろいろ収めてきた作品なので、そういった映像が釜山の風を感じる中で、どうお客さんに届くのかが、すごく楽しみです」と期待していた。(磯部正和)

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • ツイート
  • シェア
ADVERTISEMENT